レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

亀さんの連載。

2018-02-14 18:12:05 | 歴史
「ツイ4」

mixiの「ゲーム・アニメ」(マンガも対象に含まれる)のニュースで、「歴史系倉庫」の亀さんが、上記サイトで連載始めていたことを知った。それより先にご本人のサイトのつぶやきで予告されていたのだけどそこはいつも読むわけではないので気が付かなかった。
 で、こちらで宣伝、効果があるかどうか知らんけど。
 第1弾はゲーテ、恋多き男でそれは作品に大いに反映されている、されまくっている。


 先日読んだ『物語ウェールズ抗戦史』(集英社新書)。
 ヘンリー5世の妃キャサリンが、寡婦となってから密かに身分のたいしたことないオウエン・テューダーと再婚して、その子孫がヘンリー7世や8世、だから彼らの王族としての正当性には傷があり、だから血筋が上のヨークのクラレンス公ジョージの遺児たちを難癖つけて処刑していた・・・ということは知っていた。キャサリンの再婚相手は身分が低い!という印象しか持っていなかったので、この本で、実はウェールズの王家の血をひいていることを知って驚いた。だから、その流れをくむ「ヘンリー7世」の誕生はウェールズにとって喜ばしいことだったそうだ。
 「アーサー王」も、侵入者アングロサクソン相手の戦闘で活躍したブリトン人の指揮官がモデルになっているというので、だからいっそう、ヘンリー7世は跡取り息子に期待をこめて「アーサー」の名をつけたのであろう。名家から嫁をもらってハクつけも狙ったのに、さっさと死んだのはさぞかし残念だったことだろう。 そして次の次の代でテューダー王朝も絶えた。いろいろと面白い。


 図書館の「新着図書」の「歴史」で、読みたいと思っているのは『ナポレオン時代』『1918年最強ドイツ軍はなぜ敗れたのか』等。
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明日はきっと名ばかりの立春。

2018-02-03 15:29:36 | 雑記
 巻き寿司の材料を買うこと、図書館に本の返却及び届いた本の受け取り等で外出。
 きのうまた雪が降ったけど、前回と違って、今日はもうほとんど路上は安全な状態で、自転車で出るにも不便はなかった。
 2月3日は節分というよりも「恵方巻」のほうが存在が大きくなっている気がする。

 テンプレートの変更だけだとかっこつかないと思うので、ごく小さな投下。
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クレオパトラな日々 その他

2018-02-01 06:52:45 | マンガ
『クレオパトラな日々』1巻 竹書房
「まんがタイムファミリー」で連載中の『軍神ちゃんと呼ばないで』の柳原満月が、他誌で『クレオパトラな日々』を3回掲載したという記事を目にした。やはりそのあと本格連載になったとみえ、先日1巻が発売された。
 本来は血なまぐさいエジプト王家のごたごたがギャグ風味で描かれる、とはいえ、パトラが外国語に堪能、声がきれいであったこと、父がダメ王だったこと、ネコが尊ばれていたこと等、ところどころ史実もふまえてある。
 けして出しゃばりには描いてないので、これだとカエサリオンの存在をふりかざしたりはしそうにないのだ。  
 本音言えば、あまり長くはならないで欲しいのだが、いったん逃亡したところまでで1巻終わりなので、カエサルとの出会いはもちろん2巻で出てくるのだろう。
 アントニウスは筋肉バカなのだろうか。

『マダム・ジョーカー』新刊では、蘭奈とラブラブな嵐士に会社のシングルマザーが悪だくみするけど、上司に求婚された時に真っ先に我が子を案じるあたりはそれなりに感心した。

『薔薇王の葬列』新刊はバカなジョージがついに殺されたがその幼い娘の不吉な発言、史実を知っていると心が痛む。エド4娘のベスは原作ではあとでリチャが狙うことになっているけど、このベスは叔父をけっこう好きなようでどういう反応になるのだろうか。

 今月買う新刊は、『とりかえ・ばや』最終巻、『王妃マルゴ』、『風雲児たち 幕末編』、『一の食卓』。私の感覚では古典も歴史の一種なので、全部歴史ものということになる。
コメント (6)
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