レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

便箋が好き

2006-04-09 17:30:18 | 趣味・娯楽
 私は便箋が大好きだ。いまは少なからぬ友人たちがメール主流になっているので、私も便箋の使用量・購入量はずっと減ってしまっているが、それでも、文房具売り場でレターセットや葉書を見ることは楽しい。自分と相手の趣味や季節感を考えて、どれを使おうかと眺めて過ごすささやかな時間はいいものだ。自分のリターンアドレスのハンコを、いくつかの封筒や葉書にあらかじめ押してかわかしておくことは、小さなリフレッシュの一つである。切手も、決してコレクターではないが、花や風景の絵を買っておいて、季節感のあるものとないものに分けておいたりする。
 便箋を自分で作ったこともある。もう20年近くまえ、女子高の漫研の後輩と一緒に、同人誌の印刷所で。絵は、『エロイカより愛をこめて』からのアレンジだった。私の絵の出来不出来はともかく、デザインは中々洒落ていたと思う。ほとんどは友人たちへ配ってしまい、モトを取るなどとてもできなかったが楽しかった。(あの時、コミケで委託で売って下さったDさんありがとうございました)
 印刷所まで使わなくても、コピーでも作れる。好きなカットと好みの罫線を貼ればいい。(売り買いはイカンけど個人使用の範囲ならばいいはず・・・)色上質紙を使えればさらにいいのだが、いまはたいていの店で手差しコピーが禁じられている。では単色コピーを使ってみたいのだが、いかんせん、使用量が減っているのでいまひとつ実行できないでいるところだ。

 ここからは怒りモードです。

 コミケなどの同人誌即売会では、(昔よりは減っていそうな気がするけど)便箋などのグッズを売っているサークルが少なくない。私はそういうのを買うことも好きだった。しかし、2chの「同人板」を読むと、「同人誌便箋を使うことは失礼」「非常識」と思っている書き手も時々いることを知った。驚いた。
 確かに、目上の人や見ず知らずの人には普通使うまい。「いいトシしてマンガの絵なんて」「素人が売り買いするなんて図々しい」と思う人もいるだろう。だから、相手がマンガ好き・同人誌活動に理解があるとわかっているのでなければ、普通の落ち着いた便箋を使うほうが無難というものだろう。
 しかし。自分が同人誌を作る身でありながら、読者が同人誌便箋を使ってくることにいい感情を持たない人々がいるとは。キライだから使わないで、というならば趣味の問題としてわかる。それは本や情報ペーパーに明記しておくべきだろう。それをしないで、使ってきた人を非難するならばいったいどういう了見かと思う。仲間意識の現われと受けとめられないのだろうか。(あまりに目のやり場に困るとか、シュミが別れすぎる絵ならばまだしも) だいたい、同人の作家に同人便箋を使えないとなると、誰に使えと言うのだろう、許容範囲が狭すぎる。
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関心の始まり

2006-04-09 16:41:47 | 歴史
歴史への関心がどうやって始まったのかを思うと、たぶん、小学校時代に買ってもらった「学習漫画日本の歴史」ではないかと思う。
 当時、夏休みのほとんどを九州の田舎、母方の伯母や祖母の家で過ごしていた。伯母が私と弟のために、町の図書館から上記の1冊『天下統一』を借りておいてくれたのだが、私はそれを大いに気に入って読みふけった。それで、帰ったら全巻買ってくれるということになり、帰りの電車の中で読むために早速1冊購入された。このとき母の選んだ1冊が『あらしをよぶ幕末』であったわけを理解したのはだいぶあとのことであった。(「新選組」の 『燃えよ剣』と『更級日記』 の項を参照) ただし、この巻はまだ「桜田門外の変」で終わっていて、彼らの出番はなかった。次の巻で池田屋の場面はあったけど、あまりいい扱いではなかった。
 西洋史へはどうやって関心が向いたかといえば、やはり『ベルばら』だったのだろうか。小学生のころに最初のブームだった。このへんはいずれ「マンガ」で書こう。
 もっとも、歴史もの好きといっても当然得意ジャンルとそうでない部分とある。考古学の域になってしまうほと古いとそそられない。日本の場合、聖徳太子から額田王あたりは、なぜか少女マンガ・小説でポピュラーなのでなじみはある。源平は、『平家物語』も結構好きなので一通り知っているつもり。戦国の末期は多数の日本人にとって最もウケる時代背景なので、やはり目にすることが多い。私はといえば、ひところのコバルトのヒット作『炎の蜃気楼(ミラージュ)』ーー戦国武将たちの怨霊の敗者復活戦、ととりあえず説明しておきましょうーーの影響で、上杉と北条に関心を持った。いちばんノれるのは幕末。
 西洋史では、ギリシア・ローマ、ハプスブルク、ルネサンス、フランス革命、ナチスドイツといったところが主な興味の対象である。
 さしあたりこんなところで。
 おいおいミーハーに語っていきます。
コメント (2)
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