弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

対スペイン戦

2022-12-03 22:08:16 | サッカー
また、サッカーネタです。
ワールドカップ 日本対スペイン戦、ライブでは観戦せず、朝起きてからネットニュースにて日本の勝利を知りました。
得点場面についてはテレビニュースなどで確認し、しばらくしてからアベマにて全体を観戦しました。

1点ビハインドで迎えた後半開始直後、堂安による同点弾が生まれました。
日本は、後半開始直後から相手陣内深くで積極果敢なボール奪取を試み、それが見事にハマって、堂安の弾丸シュートで実を結びました(動画)。
(“”内は本田圭佑の発言)
“イエス! 来たよ! いやワンチャンやで。”
伊東純也が自分のマークを捨ててボールを取りに行き、奪取しました。“伊東さんのプレイにも注目して欲しい。”
こぼれ球を拾った堂安がフェイントで相手をかわしてペナルティエリア外から左足弾丸シュート。“堂安さんがMVP間違いないけど”
キーパーが手に当てたがボールはゴール内へ。“いやーこれを決められるって言うのは。触っているんだけど・・・ワールドカップこういうの入るんですよね。“(本来ならキーパーに防がれてもしょうがない、という意味か?)
”いや、あるぞ”(さらに日本が加点するという意味か?)

対ドイツ戦、対スペイン戦、いずれも日本の1点目は堂安によるゴールでした。
対ドイツ戦では、三苫の切り返しで南野へのフィードが秀逸、それを受けた南野のシュート気味フィードが秀逸、そのボールをキーパーがはじいてこぼれたところに堂安がいた(動画)。あのシュートでの堂安の功績は、①あそこにいたこと、②蹴ったボールが枠内に入ったこと、であったでしょう。
それに対して対スペイン戦のゴールは違います。伊東純也の積極的守備で生まれたこぼれ球を堂安が拾い、そのあとのワンステップのフェイントで相手ディフェンスをかわすと、ペナルティエリア外から左足で弾丸シュートです。見事でした。この得点は堂安のMVPシュートでした。

そして日本の2点目です。
右サイド、ボールを受けた堂安がフェイントをかけ、ディフェンスの股抜きでファーサイドにグラウンダーでクロスを送りました。ここでも、堂安のフェイントと股抜きクロスは見事でした。ボールはゴールラインへ向かって転がります。
左サイドを走り込んだ三苫が、ボールがゴールラインを割る直前で追いつき、センタリングを上げました。
田中碧が体でボールを押し込み、2ゴール目!(動画
(“”内は本田圭佑の発言)
得点場面直後、レフェリーが笛を吹かないので“まてまてまて”
左斜め後ろからの映像を見て“出てたっぽいで槙これ。これ出てるかもしれへん。”
ゴールラインの真上からの映像を見て“えっ、出てないかも!”
VARでゴールが認められ、試合再開。“これ長いよ、こっから。”

まず、三苫のセンタリング直前にボールがゴールラインを割っていたか否か、という点について(FIFAの動画)(写真)。ネットニュースでは「誤審だ」「いや正しい」という情報が錯綜したようです。しかし確かめると、「誤審だ」という発言はサッカーのルールを理解せずの反論だったようで、あっという間に沈静しました。

何といっても、三苫の俊足と、アウトになるかも知れないボールを諦めずに追いかけたことが、この得点につながりました。

私は55年ほど前、高校でサッカー部に入っていて、一時期ポジションがレフトウィング(フォワード)でした。本来は俊足で上手な選手のポジションです。東京・メキシコ・オリンピックでレフトウィングを務めた杉山隆一のように。私は鈍足で下手くそでしたが、たまたまレフティーなので一時期このポジションにいました。本職はフルバックでした。
あるとき、右サイドからゴール左に向けてフィードされたボールを、ゴールライン際で追いついてセンタリングする練習をしていました。今回の2点目と同じです。私の番が来て、フィードされたボールがゴールラインを外れそうだったので、私は途中で全速疾走をやめました。
そこに、たまたま練習に参加していた卒業生の方がやってきました。多和さんという先輩で、当時慶応大学ソッカー部で同じレフトウィングで活躍されていた方です。私に「途中で諦めちゃいけない。たとえボールがゴールラインを割ってから蹴り込んでも、見過ごされて認められることもあるんだから。自分のプレーでもそのようなことがあった。」と指導されました。55年経った今でも、そのご指導を鮮明に記憶しています。

今回の三苫選手は、諦めずに自分の俊足を信じて飛び込み、VARでも認められるプレーを実現しました。あと数mmボールが外へ出ていたらゴールは認められずにゴールキックですから、本当にきわどいプレーでした。

今回対戦したドイツ、スペインのいずれも、ディフェンスの力量が十分ではなく、それが日本の勝利の要因になったように思います。
ドイツ戦
1点目については、三苫の切り返しからのフィードを許し、それを受けた南野にシュートを打たせてしまった。
2点目については、浅野の近くにいたディフェンスは浅野の後ろから追いかけるだけであった。オフサイドトラップを狙ったらしいが、1人のディフェンスがゴール近くに残っていたためにオフサイドにならなかった。
スペイン戦
1点目、2点目いずれも、堂安にフェイントからの強烈シュート、フェイントからの股抜きクロスを許してしまった。

それと、今回の日本代表チームとの相性もあるのかもしれません。ドイツもスペインも、「確かに実力は日本より上なのだが、不思議と日本が勝ってしまった」といった相性です。コスタリカは相性が悪かったです。
「ボールポゼッション率が低い側のチームが勝つ」というのも3試合で共通でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 浅野の超絶トラップ! | トップ | WCでのクロアチア »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サッカー」カテゴリの最新記事