弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

エネ庁が原発記事監視

2011-07-26 23:16:07 | 歴史・社会
こんな新聞記事を見つけました。
エネ庁が原発記事監視 4年で1億3000万円
2011年7月23日 07時06分(東京新聞)
『経済産業省資源エネルギー庁が原発に関するメディア情報を監視してきたことが、本紙の調べで分かった。本年度発注分を含めると、外部委託費の総額は四年間に約一億三千万円に上る。昨年度までは、いずれも電力会社役員らが理事を務める財団法人が受注していた。』
『事業は、一部に同庁ホームページ(HP)にあるQ&Aコーナーの更新が含まれているが、主には「不正確または不適切な報道を行ったメディアに訂正情報を送る」こと。ただ同庁によると、メディアに訂正を求めたことは一度もない。』
『福島第一原発の事故で原発への不安が大きくなり、ネット上で情報が乱れ飛んだことを受け、従来の新聞記事の監視を縮小し、一般市民がツイッターやブログなどを通じて発信する情報の監視に重点を置く。
監視により「不正確または不適切な情報」が見つかった場合は、原子力の専門家などのアドバイスをもとに、同庁HPに、その情報を打ち消すような内容を掲載するとしている。』

私のこのブログは、3月12日以降、原発の記事で埋め尽くされています。原発が心配で心配でたまらなかったためです。
資源エネルギー庁による情報監視でこのブログは把握していただいているでしょうか。
ぜひ監視して戴き、「不正確または不適切な情報」が見つかった場合は、原子力の専門家などのアドバイスをもとに、正しい情報を資源エネルギー庁ホームページで発信してください。その際、情報発信したことをこのブログまでご連絡いただくとありがたいです。

p.s. 7/27 18:40
上記東京新聞の記事がすでに削除されていました。そこでいろいろ調べてみました。

上記記事の最初のスクープはしんぶん赤旗(7月14日)だったようです。
そのあと、きょうのWSJ日本版「金井啓子のメディア・ウオッチ」より(7/20)で「なぜ赤旗ばかりがスクープ飛ばすのか」とフォローがあり、そのあとに日本の各新聞が追いかけたようです。
その日本の新聞もネット記事を早々と削除したということは、何らかの圧力がかかったのでしょうか。
コメント (4)
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