弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

フロッピードライブ

2011-07-22 19:34:04 | サイエンス・パソコン
昨日の当ブログアクセス数が、通常の700台から突然1638に跳ね上がりました。予想されたことですが、検索キーワードは「東電OL事件 グロテスク」です。私も佐野眞一氏の「東電OL殺人事件 (新潮文庫)」を読み返しているところです。

《電子出願用パソコンが突然不調に》
電子出願に使っているパソコンが突然調子悪くなりました。
どうもソフトの動きが鈍い、変な現象が起きる、という傾向が出始めました。さほど不調ではない日もあるのでそのまま使っていたのですが、特許庁に特許料を納付しようと作動したそのとき、エラーが発生してしまいました。2件の特許料納付のうちの1件目を送信したところで、エラーメッセージが出て、その先には進みません。
あれこれいじるうちにエラーメッセージも消してしまいました。
後から電子出願のマニュアルを見たら、エラーメッセージの出ている画面でキーボードの「PrintScreen」を押して画面をコピーし、印刷しておくようにと書いてありました。いわれてみればその通りですが、後の祭りです。

しょうがないので電子出願の相談窓口に電話しました。時刻は夜の8時前、電話がつながるぎりぎりの時刻でした。
電話で相談しながらパソコンを操作するのですが、その時点ではパソコンは絶不調に陥り、何をやらせてもとてつもなく時間がかかります。私は根負けし、「後は明日仕切り直しとします」として電話を切りました。相談窓口の方も40分近く対応してくださいました。

翌日、再度相談窓口の方と電話で相談しながらリカバリーを行い、電子出願ソフトが正常に作動するところまで回復しました。
特許料納付案件2件のうち、送信途中だった1件については、「送中」という表示から「受理済」という表示に替わり、その点では落着です。特許庁の「ホットライン」に電話し、本件について特許庁でも特許料納付が確認されていることを確かめました。
しかし、今回のように日付がまたがった場合、オンラインで受領証を入手することができないそうです。本件については、数日後に葉書で受領証が届きました。

《パソコンのリプレース》
このようにして、何とか正常には戻ったのですが、いつ何時また突然暴走するかわかりません。あまり関わっている時間も取れないので、今回は新しいパソコンにリプレースすることとしました。
OS:Windows 7 Pro 32bit
CPU:インテル Core i7-2600
マザーボード:ASUSTeK P8P67 Intel P67チップセット搭載
メモリ:4GB(2GBx2) DDR3
ハードディスク:1TB
グラフィック:NVIDIA GeForce GTX 550 Ti

《フロッピーディスクドライブ》
我が事務所のメインクライアントとの間では、フロッピーによるデータのやりとりが行われています。フロッピーディスクは、この3月までで発売が中止になったようですが、メインクライアントは、社内システムとの関係で、あと半年程度はフロッピーでのやりとりを続けるとのことです。
私は当初、今まで使っていたパソコンの内蔵フロッピードライブを、新しいパソコンに付け替える予定にしていました。
ところが、よくよく調べてみると、新しいパソコンのマザーボードにはフロッピー用のインターフェイスが付いていないのです。とうとうそんな時代になってしまったのですね。
私としてはドライブを内蔵にしたいという希望を持っているので、USBインターフェースで内蔵FDDはないものかと探しました。その結果、OWLTECH FA404MX カードリーダー+FDDという製品(\2,740)において、インターフェースとしてFDD&USB2.0と表示されていました。私は、フロッピー用としてFDDとUSBのどちらでも使える装置だと理解し、通販で購入しました。しかし、実はこれが誤解でした。USBインターフェースはカードリーダー部分のみであり、フロッピーのインターフェースは依然としてFDDインターフェースのみだったのです。

いろいろ探しましたが、USBインターフェースのFDDは外付けのみです。やむを得ず、OWLTECH OWL-EFD/U(B)という外付けUSB-FDD(\3,980)を通販で購入しました。
ところが、数日経っても「出荷しました」という通知が来ません。心配になって調べたところ、当該製品は納期が「4~8日」から「お取り寄せ」に変わっているではないですか。そこで電話窓口に確認したところ、当該製品の入荷は3週間以上あとに予定されているというのです。

そこで今度は楽天で調べたところ、中古の外付けUSB-FDDが2000円程度で出ています。そちらをも購入したのでした。それが週末です。先に注文したOWL-EFD/Uについては、月曜にキャンセルすればいいや、と考えました。
すると、当方をあざ笑うかのように、その翌日、OWL-EFD/Uを「出荷しました」とのメールが届いたのです。

こうして私は、1台も購入しないつもりであったFDDを、3台も購入するという羽目になったのです。
最初に買った内蔵のカードリーダー付きは、自宅のパソコンに取り付けることにしました。自宅にはカードリーダー付きのパソコンがなかったものですから。
そして最後に購入した中古の外付けは予備として引き出しに納まりました。

今回のフロッピー騒動から見えてくるところは、世の中ではすでにフロッピーは過去の遺物として取り扱われていること、しかしユーザーはフロッピーを使わざるを得ず、唯一入手可能な外付けのUSB-FDDを探し回っているらしいということです。
コメント
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