弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

アントラーズの強さの源泉は

2009-12-15 22:01:44 | サッカー
鹿島アントラーズがJ1で3連覇を成し遂げました。
私は、2006年にジーコのことで書いたとおり、Jリーグ発足当時からジーコとアントラーズのファンであり、今でもやはりアントラーズを応援してしまいます。そのアントラーズが3連覇したのですから、私としては嬉しいです。

アントラーズは、茨城県鹿嶋市という、大都市から遙か離れた地方の小都市を根拠地とし、ファンの大量動員が困難なチームです。従って、チームの財政規模も決して大きくないだろうと推察します。これが、大都市とその近郊に立地する人気チーム、例えば浦和レッズやガンバ大阪だったら、チームの莫大な収入をもとに高給の選手を集めることも可能でしょうが。

そのように、決して有利とは言えない立地であるにもかかわらず、なぜ鹿島アントラーズは強いのでしょうか。

12月11日の日経新聞に三浦知良氏が記事を載せています。
『イタリアの名選手、R・バッジョはACミランに加入してクラブハウスに来るや「ここが世界一である理由が分かった」と語ったという。練習場やクラブがまとう空気が、そこが名門かどうかを物語る。11月に練習試合で鹿島に出向いたとき、僕もそんなことを感じた。スタメンから外れた選手による試合でも、鹿島の面々の「試合に出たい」というハングリーさは、同じ練習試合をした浦和とは違っていた。
リラックスゲームでも遊びでもじゃんけんでも、「勝負がかかれば何であれ負けるな」というジーコの精神が見て取れる。偉大な選手が何かをもたらしても、本人が去れば一緒になくなることは多いもの。鹿島だけは継承し、ぶれず、ブラジルのスタイルを貫いている。いま日本で名門と呼べるのは鹿島だけだろう。』

鹿島の継続の秘密は何なのか、知りたいところです。もちろん、最近の3連覇についてはオリヴェイラ監督の功績が大きいでしょうが。

一方の浦和、2007年に浦和にてで書いたように、埼玉スタジアムで行われる試合には首都圏の全域からファンが駆けつけます。そのもたらす財務体質はきわめて裕福でしょう。それを生かせない最近の浦和レッズは、一時期の読売巨人軍のようです。頑張ってください。
コメント
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