<3254> 大和の花 (1142) シチヘンゲ (七変化) クマツヅラ科 ランタナ属
熱帯アメリカ原産の落葉低木で、高さは1メートルほど。枝は細く、断面は四角形で、よく繁茂する。葉は卵形から心形で、先が尖り、縁に鋸歯が見られる。また、葉には毛があって柄を有し、対生する。茎や葉には独特の強い臭いがある。
花期は7月から12月ごろと長く、葉腋から花序柄を伸ばし、その先に小さな花を散形状にまるく固まってつける。花ははじめ淡黄色で、次第にオレンジ色から紅色へと変化するのでこの名がある。
学名はLantana camara。この名に因み、ランタナとも呼ばれ、観賞用として渡来した。よく植えられ、道端などに逸出して半野生化しているものも見かける。 写真は花期のシチヘンゲ(左)、花のアップ(中)、集合果(右)。 土を掘る蝉の骸が現はるる命の果ての姿なりけり
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