大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2020年12月11日 | 植物

<3254> 大和の花 (1142) シチヘンゲ (七変化)                                                       クマツヅラ科 ランタナ属

                         

 熱帯アメリカ原産の落葉低木で、高さは1メートルほど。枝は細く、断面は四角形で、よく繁茂する。葉は卵形から心形で、先が尖り、縁に鋸歯が見られる。また、葉には毛があって柄を有し、対生する。茎や葉には独特の強い臭いがある。

 花期は7月から12月ごろと長く、葉腋から花序柄を伸ばし、その先に小さな花を散形状にまるく固まってつける。花ははじめ淡黄色で、次第にオレンジ色から紅色へと変化するのでこの名がある。

   学名はLantana camara。この名に因み、ランタナとも呼ばれ、観賞用として渡来した。よく植えられ、道端などに逸出して半野生化しているものも見かける。 写真は花期のシチヘンゲ(左)、花のアップ(中)、集合果(右)。         土を掘る蝉の骸が現はるる命の果ての姿なりけり


最新の画像もっと見る

コメントを投稿