<3750> 写俳二百句(128) 春 雨
春雨は目覚めにやさし今朝の雨
この間、朝の目覚めに雨音を聞いた。万物にやさしい春雨の感。久しぶりである。深夜、トイレに起きたときは聞かなかったので、未明に降り出したのだろう。で、冒頭の句を得た次第。早速、このブログへと思い立ったが、写真をどうするかということになった。
カーテンを開けて庭を眺めたら、花盛りのノースポールが雨に濡れているのが目に入った。で、写真はこの雨のノースポールの花に決めた。白い舌状花が花の中央部に集まる黄色の筒状花を取り巻き、全体的には白く見え、固まって咲くと辺りを明るくする。
キク科の花らしく、花は上を向いて開くので、雨になると、花の肝心な部分が雨に濡れる。ので、花は雨に侵されないよう脇を締める。そして、花弁はと言えば、雨を弾いて水玉にし、花弁の上に置くいう工夫をしている。そして、日が差し来ると花弁は完開し、花はその使命を全うする。 写真は雨を弾き返し出来た水玉を花弁に載せるノースポールの花。