今年も、8月30日、観音寺でトライアスロンの全国大会が行われた。関東ブロックの予選で勝ち残る大学も人数も、毎年ほぼ一定しているのか、初めて観音寺で開催されて以来うちに泊まってくれている国士舘大学の学生さんたちは、今年は男子選手6名女子2名である。前日には応援の学生達が合流、満員の21名になった。
この時期は、普段静かな観音寺の町も、ロードレーサーに乗ったカッコいい若者が走り回って、活気に溢れている。うちのお客さんたちはいつも素泊まりで、食事は、外食したり、コンビニ、スーパーで食料を調達している。彼らが去ったあとはゴミの山であるが、観音寺でお金をおとしてくれたんだなあと、感謝している。
本番4日前から泊まってトレーニングする。宅配便で先に着いた自転車の梱包を解いて、組立調整をする。
大会前夜、11時もとっくに回っているというのに、緊張と興奮でテンションが上がっているのか、ユニフォームをきて記念撮影をはじめた。今夜はこのままで寝ると言ってたけど、トイレが不自由じゃないのかしら?いつの間にか髪を金髪に染めている。金髪は、応援の際に見つけ易くてよかった。目立つスタイルは、応援する側にはありがたい。
社会人でもない、自由な大人の悪ふざけ、大学時代を思い出した。男子学生達は本当に、ふざけるのが好き、人を笑わせるのが好き、遊ぶ時にはバカになれるのである。女子はそうはいかない。なので、内心うらやましくもあった。
予報通り、翌日は雨。選手は7時半ごろカッパをきて公園に向かった。雨だとバイクがスリップして危ない。が、女子スタートの9時半ごろに雨は上がって、1日中曇りという絶好の天気だった。
午前中私は用事があったので、男子のランの少し前、1時半に、いつもの応援席?に行った。ここは夫の叔父の家の前、今年は進化して、パラソルを設営、お茶とお菓子が用意してある。応援団員も3名増えた。スゴイ!、来年はどんな応援団ができあがるのか楽しみである。
あとで学生さんに聞くと
「この応援、めっちゃよくわかりましたよ」
と言っていただけた。叔父さんのバケツをたたく音と
「にいちゃん、歯くいしばってがんばれよー!」
と叫ぶ声、苦しい走りの途中で何某かの励みになったと思う。朝9時から最後のランナーが走りすぎるまで、ずっと応援していたという。こちらも、お疲れ様でした。
もうひとり、頑張った子がいる。ロクちゃん、お兄さんお姉さんの休憩のひととき、遊んでさしあげたのである。ロクちゃん、まだあまり人馴れしていなかったけれど、大勢の学生さんたちに遊んでもらって、旅館のネコとして成長したかも。立派な看板ネコになってもらいたい。
きょうで夏休みも終わり。4年生の孫はまだ宿題が終わっていないという。私も母親もやらせることができなかったのである。ここまで勉強しないのも、たいしたものだ。さあ、明日の始業式どんな顔していくのやら。
宴の後のお掃除、ゆっくりぼちぼちやろう。