官僚と大臣の言葉をはじめとして、
官僚や政治家たちの言葉は、
いつからこんなに実態のない虚しいものになったのだろうか。
責任回避と尻尾を掴まれまいとの魂胆に満ち満ちた、
スカスカで気色の悪いものになったのだろうかと、
国会答弁を聞いていて思いました。
血の通わない、情の通わない、言葉のやりとりは、
もはや「キモい」レベルに成り果てています。
そんな者にはなりたくないと私が思うのは良いのですが、
子どもたちがそう思うのはいかがなものかと思います。
「末は博士か大臣か」と
敬意を表されていた時代は、
まだマシだったのだろうと思います。
教師も、父も、母も、祖父母もそうですが、
本来、敬意を払われ、感謝されるべき存在が、
そうでなくなった社会というのは、
恐ろしくいびつで不幸な社会なのではないかと思います。
しかし、それを糺すのは、
一人一人の心の持ち方でしかないと思います。
その原因を他人のせいにしているようでは、
解決はおぼつかないのです。
一灯照隅。万灯遍照。