Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

言葉は力

2020年11月21日 | Weblog
政治家や官僚などが判断の難しいことに常に直面している苦労は理解できる。
野党が何もできないのに非難だけをする姿は心底阿呆らしいと思う。

だとしても、与野党、官僚を問わず、言質を取られないように、曖昧に表現した言葉は、人の心を動かすことはない。だが、現実には、政治家も官僚も、言質を取られないことに腐心して言葉を選んでいる。そうした醜い姿勢を見せられ続けることに心底うんざりしてきた。

これは教育という国家百年の計にとっては、深刻な悲劇をもたらす。

なぜなら、信念に満ちた言葉や、言行一致の姿が、馬鹿馬鹿しいものとして嘲笑されるだけになってしまうからだ。正しいことをあざ笑う国の未来が明るいとは思えない。

日本はまだ、「由らしむべし知らしむべからず」(論語)という伝統を引きずっているのかもしれない。「人民を為政者の施政に従わせることはできるが、その道理を理解させることはむずかしい。転じて、為政者は人民を施政に従わせればよいのであり、その道理を人民にわからせる必要はない。」という意味だ。

それもそうかもしれないが、残念なことであり、悲しむべきことであり、悔しいことだ。

私に出来ることは、言葉の力を信念に満ちたものに高めていくことと、その言葉に釣り合う行動をすることだけだ。

言行一致を求める生き方を愚かだと言われることは、今の時代には仕方の無いことだ。愚かな狂人としてどこまで生きられるか試してみようと思う。


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失敗

2020年11月21日 | Weblog
子どもの頃に安心して失敗する機会を取り上げられてしまえば、
その子は大人になってからは失敗を隠したり、誤魔化したりするようになる。
失敗の恐怖から逃れたい心を育むということはそういうことだ。

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料理

2020年11月21日 | Weblog
料理をしていると様々なことが学べます。

旬の素材を知っているかということを含め、食材や自然や文化について、どこまでの教養があるかどうか。

良い器を選ぶ目を持っているか。料理との組み合わせや見た目の美しさをイメージできるか。

熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに食べられるように段取りできるか。また、素早く先を読んで行動できるか否か。

美味しいものを美味しい状態で食べてもらいたいという心からの思いが本当にあるか。

誤魔化して手を抜こうとしていないか。

味見という確認を怠らない姿勢を常に持っているか。また、やり直しを厭わない誠実さを持っているか否か。

手間暇よりも、食べていただく人の心を思い、最善を尽くそうとする心があるか。

もっともっと、ちゃんとした料理が作れるようになりたいと思います。そして、その心を体現できる人間になりたいと思います。

本当に料理は奥が深いです。

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