Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

天与の命

2009年07月06日 | Weblog
豪華絢爛たる料理を
豪華絢爛だというだけの理由で
有り難がるのは愚かなことなのかもしれません。

しかし、

豪華絢爛たる料理を
豪華絢爛だと言うだけの理由で
非難するのもまた愚かなことかもしれません。

両者は一見異なるように見えますが、
料理そのものを見ていないという点においては、
その本質は同じだと思います。

大切なことは、
その料理を虚心に味わうこと。
そこに込められた心を味わい、
供された命に感謝することではないかと私は思います。

供された命には何の罪もありません。
高級魚か否か、ブランド牛か否かなど、
人間が決めたことであって、
神仏の前では等しく同じ命に過ぎないのだと思います。

しかし、そこに人間の熱意と思いがあるのならば、
その価値を認めることもまた尊いことだと私は思います。

料理がどれほど豪華絢爛だと言っても、
すべては人間の口に入る物です。
そして、すべてが自然の恵みです。
肉も魚も野菜も、
名工が作る器の土も、
すべては天与のものなのです。



コメント
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