東京多摩借地借家人組合

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管理会社と大家が連名で部屋のドアに告知文貼り付ける ドアと鍵穴出入口ふさぐ

2022年04月11日 | 明渡しと地上げ問題
3月28日、組合員の紹介で相談に来た尼崎市南塚口町3丁目の文化住宅の2階に賃借している河内さん(67歳)はこの文化住宅に21年前に入居していました。

昨年の10月初めに家主の管理会社が突然訪問し、「退去通知書」を持参し、それには①建物が老朽化している。②解体し土地を売却すること。③立退き費用40万円支払う。令和4年3月末日までに退去するとの内容でした。さらに、管理会社は今年に入り2月20日付で「送付案内」の文書を送って来ました。これには月末までに管理会社に電話するように指示して但し書きには「家主は勝手に取り壊すと言っている」という脅しの文書を出してきました。

3月26日には、管理会社は家主と連名による「告知」文書を河内さんの部屋のドアに貼り、鍵穴とドアに粘着テープを張り付け、部屋の出入りを封鎖してきました。この行為はプライバシーや居住者の生活を奪う人権侵害行為であり許せないと河内さんは怒ります。河内さんは尼崎警察に被害相談に行きました。また、不動産管理会社が単独で行った代理行為は弁護士法第72条違反し、弁護士会に告発する意思を表明しています。河内さんは家主に対して管理会社の行った違法行為は契約違反であり立退き請求は無効である。管理会社に対しては弁護士法第72条違反行為で告発する用意のある事を告げる2通の内容証明を発送しました。
(全国借地借家人新聞より)

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