ヤマハが相づちを打つロボットを開発したと9/13の朝日新聞朝刊に出ていました。記事によると、「呼びかけが断定調か、質問調かなどにより、話しかけた人が気持ちよく感じる抑揚やタイミングで『うん』『はい』などと返す」そうです。この記事を読んで、星新一のショート・ストーリー「ボッコちゃん」(新潮文庫)を思い出しました。バーのカウンターに立つ美形ロボットのボッコちゃんは、「年はいくつ」「若いのよ」、「映画に行こうか」「映画に行きましょうか」、この程度の受け答えが出来ました。ヤマハのロボットによってSFの世界が現実になるのでしょうか。ロボットなら気乗りしない相手でもストレスを感じなくて済みます。したたかに酔っぱらって、脈絡のないことをうだうだと独り言でつぶやいている止まり木の客相手なら、ヤマハのロボットが十分相手になることでしょう。いやいや、酔客の相手よりも、こちらの方がもっとニーズがありそうです。毎日の愚痴や不満、あるいは芸能人の噂話を聞かされる、世の亭主族の代わりになってもらえれば。
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