8月25日(日)付の朝日新聞朝刊に「女性の進学とキャリア」と題する記事が出ていました。記事では、47都道府県中、女性の4年制大学進学率が男性を上回っているのは徳島県ただひとつとあるなど、女性の学びづらさやキャリア形成に対して今なお残る偏見などがテーマになっていました。
「経済協力開発機構(OECD)が2018年にまとめた調査によると、日本における女性の「高等教育の私的収益」(生涯賃金の上昇など大学や大学院で学ぶメリット)は、男性の13分の1に満たない」ことを記事は紹介していました。「13分の1に満たない」というのはかなり衝撃的ですが、それ以上に驚いたのは、都道府県別の進学率の差でした。
記事内の2023年度男女別の4年制大学進学率のグラフを見ると、男女とも進学率が最も高い東京は男性約78%、女性約77%です。逆に低いグループである秋田県・岩手県・山形県・福島県・宮崎県・大分県・佐賀県は男性約42~45%、女性約37~40%でした。男に生まれるか、女に生まれるかよりも、どの都道府県に生まれるかの方が、大学進学に大きく影響することを示しています。
不勉強ながら凄い違いだなと思いつつも、びっくりの度合いが強すぎて、この差が日本の未来に関して意味するところまで考えが及びません。大学進学率の低い県では、諸々の事情により行きたくても行けないのか、それとも行かないなら行かないで構わないのか、そのあたりも分かりません。ただ、進学率の高い地域は進学への高いモチベーションが、低い地域は低いモチベーションが、それぞれに再生産されているであろうことは、想像に難くありません。
「経済協力開発機構(OECD)が2018年にまとめた調査によ
記事内の2023年度男女別の4年制大学進学率のグラフを見ると
不勉強ながら凄い違いだなと思いつつも、びっくりの度合いが強す
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