朝、目が覚めると外が明るく、昨夜天気予報で伝えられた天候の崩れは大したものではなかったようです。熊本県の地震で被害に見舞われた地域も、悪天候による被害の広がりがなければ良いがと思います。昨日は、その熊本の地震に関するニュースをずっとテレビで見ていました。時間が経つにつれ、被害状況の深刻さが明らかになってきました。避難所の様子、水や食べ物の支援物資を受け取るために並んでいる人たちを見ていて感じるのは、画面を境とした見る側と見られる側の違いです。私たちはただ見ているだけで、無力さの面では被害にあった方々と同じですが、テレビのスイッチを消せば目の前にあるのは日常の生活です。一方、非難されている皆さんには厳しい現状があるだけで、スイッチひとつで見るものが変わることはありません。昨日の土曜日、朝日新聞の天声人語に「震災という文字は震と災に分けられる。震は地球の営み。人には避けようもない。けれど災なら人の力で減らすことができる」、とありました。この人の力で期待が集まるのは政治の力でしょう。迅速かつ効果的な対応で、彼我の隔たりが一刻も早く埋まることを願います。
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