朝、会社に着いて自動販売機で買ったペットボトルの水が見る間に水滴でびっしょりとなります。夏の訪れを感じさせる光景です。「今日は蒸し暑いぞ」と思う一方、ペットボトルを伝う露玉が涼しげに見えたりもします。もし露を帯びたのがペットボトルではなく、冷酒が注がれた酒器であるなら食欲が掻き立てられます。この季節では真っ先にハモが思い浮かびます。小津安二郎監督の「秋刀魚の味」で東野栄次郎が笠智衆らに「魚偏に豊と書いてハモ(鱧)」と言いながら頬張ったハモです。お箸を使う場合は多少指先に滴がついても平気ですが、お寿司をつまむ時は出来ればそうでない方が良いかと思います。お寿司の時は汗をかかないグラスが有難いです。bodum社の二重(ダブルウォール)になったグラスだとお酒は冷たいまま、外側は乾いたままで指先の濡れを気にする必要はありません。先日、鮭の切り身の焼いたのを食べながら、冷やした東長をbodumのグラスで飲みつつ、そんなことを考えました。そして、今度は冷たい稲田姫でお寿司をつまみたいものだと思いました。
しめられて 身はシャリの上 涼みおり
しめられて 身はシャリの上 涼みおり
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