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プロがいない。時代に取り残された人ばかり

未唯へ。あなたの周りにプロはいますか? 社会人1年生ではは皆、プロに見えるかもしれません。だけど、本当のプロは少ないですよ。私は東富士研究所で、初めてプロに接した時に、「これがプロだ」と理解すると同時に、自分も「プロである」と認識しました。それまではサラリーマンでした。

相談を受けた時に、「安くて、悪いものがあります。高くていいものがあります。決めるのはお客様です」というのは、プロではありません。単に自分が知っていることを述べているに過ぎません。プロは相談を受けると、自分の持っている全てのものを動員して、問題解決に当たり、その人にとってのソリューションを渡していきます。つまり、依頼者にとって、「安くて、いいもの」を提供します。

今日の二つの会議で、「こいつら、プロじゃない」と感じていました。

①DNPへのポータルのパンフレットの依頼
 今、困っている。時間が経てば経つほど、システムが使われずに放置されるという状況を聞きながら、「来年3月までにいいものを作りましょう」「他の部署ではビデオ作成だったから、ビデオにしたら」というだけです。スピード感と想像力がありません。
 私が提示した、「こんなカタチにできませんか」を無視して、数ヶ月かけてヒアリングする提案です。自分たちのやり方しか知らない人たちです。プロは依頼者がどこまで考えているかを理解し、共感するところから始めます。
 ポータルはグーグル的なアプローチを行っています。機能は提供するけど、コンテンツはユーザです。コンテンツを持っている人へのアピールです。そのPRをこなすことは、従来型ではムリです。

②ファイナンス
 関連会社では知恵が出ないので、ファイナンス会社でじかに提案してくれるように頼んだところ、担当者だけでなく、部長まで出てきたが、できない理由を述べるだけです。リースを切るというのが、いかに事務処理が発生するかという、自分たちの都合を話していました。リースを契約する時にはキッチリやるのに、8年後にリースを切る時の体制ができていません。
 何となく、“損保問題”を感じます。廃却から考えないと、リース文化はつぶれます。

ということで、プロがいなければ、私がやることにしました。ダメなものはダメ。当てにできないものは当てにしない。私はプロですからやり抜きます。
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