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スクラップブックから始まった世界

未唯へ。実家とりつぶしに当たって、私が欲しかったものはラシャバサミでした。姪から、「洋裁をするわけでないのに、布を切るはさみがなぜいるの?」というコメントがつきました。

ラシャバサミで色々なことを思い出しました。東富士から年末に帰省したときに、「現代用語の基礎知識」を一冊買って来て、自分が認識できているキータームの解説を切り取って、スクラップブックに貼っていました。当時はパソコンはあったけど、世の中のコンテンツはデジタル化されていなかったし、インターネットのようにオープンにされていなかった。その意味では自分なりのWikipediaを毎年作り出していました。

この間の物置の整理で大量に見つかったスクラップブック--奥さんが「昔はまめだったんですね」のコメントを入れた--はその頃の産物です。色々な世界に興味があり、どこまで自分が知っているかをメジャーにしていた頃でした。

その頃(多分、15年前)から、電子フォーラムとニフティからの情報入手を始めて、阪神大震災当時は、詳細情報は全てそちらから入手していました。

スクラップブックをデジタル化するために、OCRを始めました。マッキントッシュにマック・リーダー・ジャパンという、かなりの精度でデジタル化できるソフトがあったので、東富士で購入しました。スキャナーは当時からいいのがあったので、日経新聞記事などをOCR化しました。

6年前からは、当初の目的であった「本」のOCR化を本格化しました。「現代用語の基礎知識」は切り抜きできるけど、図書館の「本」をそうはいきません。4年ぐらい前に、スキャナーに付属のソフトとウインドウズでも、マックの性能を追い越したので、乗せ替えました。

2003年 70冊、2004年 72冊、2005年 126冊、2006年 224冊、2007年(~11月) 172冊OCR化しました。ラシャバサミの世界がデジタルライブラリの世界に変わりました。これにグーグルのデスクトップ・サーチを組み合わせると本箱は必要ありません。この5年で、借りた本が8800冊になるので、収納はムリですね。

これらを単にデジタルとして使うのではなく、「超デジタル」で使うことを目指しています。個人のデジタルライブラリと市立図書館のライブライを接続して、グーグル・アマゾンの構想に対応させていきたい。
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