高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

4月30日のつれづれ。

2014-04-30 | インポート
4月30日のつれづれ。
祝日の淀屋橋、、、ダメ元の営業に創業前からの夢が叶う日もある。

まず一つは、、世代を超えた親族の集まりの日に自分のお店を選んで頂く、喜んで頂く。 これ以上ないというハレの日に、自分の料理を味わってもらい、喜んでもらう。 たくさんのお褒めをお言葉を頂きながら、以前からの目標の一つが実現。 家庭料理がだんだんと西洋化しているのは逆らえないとはいえ、ハレの日の料理に プロとして日本料理に携わっているものとしては日本料理を堪能してほしいと願う!!

2つ目。 陶芸家の篠原氏とは独立前のお付き合い。 いつか彼の器を御代に、私が料理を食べてもらう日があればと言っておりました。 彼は今日、私が一目ぼれした器をもって弟さんとお店にお越し下さいました。 これは独立前に、いずれは実現したいお互いの目標であり、今日ようやく実現、、、。 が、現実は小説より奇なり。

たまたまカウンター席には大阪でも随一の古美術商の常連様がお越しになっていて、 篠原さんの作品に興味を持たれました。そして、いろいろと話は盛り上がり、なんとなんとその方がご馳走してくださいました。 しかも、その方のコレクションで信楽焼きの壺―室町時代あたりーをギャラリーにお邪魔させて頂き拝見させて頂きました。 私も少しご一緒させて頂いたのですが、流石に壺に手を触れるのは緊張しましたわ。。。

切磋琢磨する彼は、たった一つの作品で大御所の心を惹きました。 彼の愚直なまでの思い、努力が集約された出来事だったと思います。 自分のことのように嬉しくもあり、負けられないぞ!!という気持ちにもなりました。

一期一会を大切に。4月最終日、今日もよろしくお願いします!!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月29日のつれづれ。 | トップ | 5月1日のつれづれ。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿