高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

秋鹿酒造さん訪問 その2

2006-08-03 | お酒について

 秋鹿の蔵人との縁を運んでくれたのは、BBQの野菜を届けてくれた大有研の吉村君。今は農業に専念するために世話人会を離れていますが、彼は今までずっと大有研に貢献してくれた新規就農の有機農家なのです。しかも、彼の畑は秋鹿さんの無農薬の畑に挟まれるように存在し、夏に田んぼを手入れする秋鹿さんの蔵人さんとの親交が始まったよDscn1877_1うです。そして、その縁で奥常務に了解を得ての蔵見学となったのです。

  まずは秋鹿さん自慢の山田錦の無農薬の田んぼ。(実質は有機栽培になるのでしょうが、認証をとっていないという事で。)

藻が畑のマルチ代わりになっています。無農薬のために苗と苗の間にかなりの余裕を持たしてあります。米ぬか発酵を使っての、無農薬のお米つくりに取り組んでおられます。

Dscn1879_1 蔵の中は昔ながらの土塀に囲まれた、レトロな感じでした。思ったよりもこじんまりしていて、いくつかの機材はあたらしいものの、ほんとうに昔ながらのこだわりで頑固に作ってます、という感じでした。流石に自家精米機や酒質の検査室や枯れ場、小型の舟形が2機、種類別に作られた酒母室など、酒つくりに対しての真摯な取り組みを強く感じることが多かったです。(画像は自家精米機。お米を割れないように精米するため、とても長い時間をかけて精米します。一台数年万円するそうです・・。) また、大吟醸クラスのお酒が常温で瓶詰されてねかせてありました。しっかりとしたお酒造りをする秋鹿さんらしいです。

Dscn1878 この画像は、吉村君の畑です。まだまだ小規模ながら、これからがとても楽しみな若手有機農家さんなのです。ほんまがんばってくださいね、期待しています。

 

  見学から帰ってきた時には、BBQもお開きの時間に近づいていました。短い時間でしたが、参加者の数人の方といろいろと語ることもできましたし、秋鹿さんの蔵人の方に蔵を見せて頂けましたし、久しぶりの仲間の出会いなど、本当に貴重な経験をした一日でした。しかし、山中さんのスタッフを初め、日本酒をこよなく愛する方々の思いは、この夏に負けないくらいに熱かったです。山中さんのような物流の方に、もっと大阪の良質のお酒を広めてもらいたいな、と思う素敵なイベントでした。                                                                                            

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋鹿酒造さん訪問 その1 | トップ | 第12期 大阪農塾のお知らせ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
森田さん、こんばんは。 (koji)
2006-08-06 20:09:44
森田さん、こんばんは。
色んなところでいろんな体験をされていらっしゃるんですね。
人とのつながりがまた違う人との新しいつながりになる。
一人じゃ学べないことがどんどん連鎖していきますね。
私も積極的に色んな方と交流を持ちたいと思います。
(自分の勉強も怠らないようにしたいと思いますが。汗)
返信する
 kojiさん (森田龍彦)
2006-08-07 16:34:20
 kojiさん
 書き込み、有難うございます。

 今はしっかり生産者さんからいろいろな
 事を学びたいと思っています。

 そして、それを多くの方にフィード
 バック出来れば、うれしいです。

 まだまだ、学ぶ出来事はたくさん
 あります。
返信する

コメントを投稿