高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

花祥さんのお料理

2006-11-19 | オススメなお店

 泉佐野漁港をあとにして、魚菜の会員さんでもある花祥さんで昼食を頂くことに。

以前にも紹介しましたが、花祥さんは大阪の食材を多く献立に取り入れてられるだけでなく、料理の完成度もかなり高いです。お料理がスーと体に馴染む、日本料理の良さを体感させていただける、私の目標とさせて頂いてる料理人のお一人です。

Dscn2168  先付けは、渡蟹・天王寺蕪・間引き菜・長芋・紅菊 生姜酢。

吸い酢がとても優しい味です。

Dscn2170  煮物椀は、玉子しんじょ 能勢原木椎茸 止々呂美柚子。

 椀物は、花祥さんの真骨頂ですね。とても上品な出汁とプリプリのしんじょがとても美味でした。椀物は、日本料理の良さを感じて頂けることが出来る献立の一つですよね。

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八寸は、兎の香合の鯖寿司 菊名とひらたけの白和え 河内鴨のロース すべた貝 太刀烏賊みみ もみじ和え。

 少量づつをたくさん食べたい方は、このような八寸は嬉しいですよね。しかし、一品一品がとても完成度が高いです。

Dscn2177  ご飯は、小芋のあんかけご飯。あわふ 軸三つ葉 すり柚子 生姜。

葛でといたあんが抜群のバランスで、とても美味しかったです。このご飯、すみませんまねさせて頂きます。

 是非、美味しい日本料理が食べたいと思われる方には、花祥さんはとてもお勧めです。とても繊細で、しかも体に優しく染込んでいきます。これも、日本料理の良さだな、と最近よく思うようになりました。

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