さてさて、今回の会では、今まで以上にいろいろと感じることがありましたので,いくつかに分けてご紹介します。
まずは、私の料理編から。今回は筍で2品作りました。
まずは、筍のそうめん 土佐酢ジュレ添え。
竹林BBQの参加した方には懐かしい、お料理ですね。
旬の筍では勿体なくても、名残の節の長くなった筍にぴったりの料理だと私は思います。 かつおの出汁をそそぎ、土佐酢のジュレとたたき木の芽をあしらいました。
筍とかつお節の風味は相性が良いですが、それが前面に出過ぎないように、少し工夫をしております。
出汁と一緒に筍をズズズと食してもらうと、筍のシャキシャキ感と甘み、出汁の風味、ジュレの酸味。木の芽の香りとジュレの加減酢の酸味は、日本料理の良さの一つではないでしょうか。食が進みます。
二品目は、筍のおかきあげ 姫皮の木の芽あえ
おかきを細か砕いて、揚げ衣のしてます。 あんにはとろみがついていて、必要以上に沁みないように、でも絡むようになってます。
木の芽和えは、温かい状態で提供しました。 以前から、絶対にこちらの方が、筍の甘みも木の芽味噌の香りもより感じてのではないかと思い提供してみました。
自分でも、今回の料理はそれなりに手応えはありましたが、想像以上の反響でした。
そうめんはエプバンタイユの山田シェフにも褒めて頂きましたし、あまから手帳の方やイタリアン、寿司といった各ジャンルの諸先輩からも褒めて頂きました。
一番びっくりしたのは、渡邊明氏作の切子を頂いたことです。
ある方から今日の料理がとても美味しかったので、お礼の意味で受けとってほしいと渡されました。料理を食べて頂いた方に、ここまで喜んでもらえたり、理解してもらえると素直にうれしいです。
料理の説明をすると、とてもシンプルです。
家庭ではもちろん、プロなら簡単に真似出来ます。 でも、そこに到達するまでの過程を真似することは出来ません。恩師の影響を受けすぎて、一時は自分の料理を見失っていた時期もあったように思います。ようやく、こうやって改めて、自分の料理を構築していいます。それこそが、今の自分の財産です。
今シーズン、ずっと王子さんの筍にいろいろと学ばせて頂いた集大成でした。
このときは、結構満足してましたが、今現在、すでにより改良できる点を見つけています。 今更かもしりませんが、食材を通じて、またその縁を通じて、こうやって料理人として、今僕は成長してます。
到達するまでの過程を真似することは出来ません>>>ほんとに、そうですね。自ら生み出し自分色に染める。このことが、人として一番成長できるのですよね。
また、宜しくお願いします。
書き込み、ありがとうございます。
また、お返事が遅くなってしまって、すみません。。
偉そうなこと言ってしまって、すみません。。
人は誰でもそうでしょうが、私自身も
周りの偉大な先輩にいろいろと厳しいことを
言われながらも、ようやく少しずつ自分の
料理というものが断片的ですが、見えて
きたように思います。
また、ぜひ今後もご参加、ご支援、
よろしくお願い致します。