高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

大阪地玉子ふれあい塾

2007-12-01 | 農業・食育・食文化について

Dscn3371 先月の17日に大阪畜産会主催の「大阪地玉子ふれあい塾」に参加しました。
 
 このイベントの中で、「シェフの目から見た大阪地玉子」というテーマを頂き、約1時間ほど講演させて頂きました。 大阪の生産現場を良く知っていて、生産者さんも思いや食べることを大切にしている活動が認められての講演依頼ですので、とても光栄なことだと思います!!

Dscn3373  ようやく講演のお仕事にも慣れてきて、この日は参加した方々の顔をしっかり見ながらお話することが出来たような気がします。
 講演時間に限りがあるので、その中で
 ○地産地消の大切さ
 ○「いただきます」を本当に感じてほしい
 ○もののつながりから人のつながりへ
の3つを主題にして、お話させて頂きました。

 参加されてた皆さん、とても食に関心の高い方々ばかりでしたのでとても話が盛り上がりましたし、質問もどんどんしてくれて私自身もとても楽しめ、いろいろと刺激を受けました。(最後には、応援までしてもらいましたよー。)

 このやって食の関心のある人が少しずつ増えたり広がったりして、大阪の人がもっと大阪産を大切にして、生産者さんに少しでも頑張れる環境が広がっていくことが出来れば、もっと食べることが楽しくなると思うのです。 現状では、浪速伝統野菜も大阪産の畜産物も気軽に買うことが出来る場がないので、これが大きな課題になっています。

 せっかく、料理人の私が講演をしますので、先日お伺いした能勢の小谷さんの玉子を使って温度玉子と出し巻きを食べてもらいました。みなさん、とても美味しいと喜んでくださいましたよー 

  ○温泉玉子の作り方

 大き目の鍋にダスターを沈めて、68度まで水を温めたら静かに玉子を入れていく。再び、65~68度の状態になったら、その温度を維持して、約20分程加熱する。その後、急冷する。

白だし240cc:味醂30cc:薄口しょうゆ15cc:塩少々をあわせて、温泉玉子の出汁とする。

 ○出汁巻き玉子ー玉子 4個:白だし100cc:酒大匙1:薄口しょうゆ大匙1.3:塩少々

Dscn3370  HPに書いてあるように、この日は大阪府内産玉子の品評会も行われていました。この後、生産者さんだけの交流会も行われたそうで、生産者さんの方々も日々レベルの向上に努められていることを改めて知り、とてもうれしい気持ちになりました。(帰りに今年の知事賞に選ばれた大阪No1玉子を頂きました。もちろん、とても美味でしたよ!!)
 少しずつ、自分の活動が評価されての依頼ですので、これからもその期待にしっかり応えることが出来るように頑張らないと!!

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