高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

6月9日のつれづれ。

2015-06-09 | 日記

6月に入ってから梅雨らしく?、ぐずついたいた天候が続いておりますね。
桜花も席に余裕のある日が多いですので、ぜひよろしくお願い致します。


先日のお休みは自宅で久しぶりにゆっくりとした時間を過ごしました。
そんな時間のお供は、先日引退された竹本住大夫さん著の「人間、やっぱり情でんなぁ」

文楽への愛情、芸への思い、お弟子さんのことなど、
いろいろと感じることが多々ございました。

言葉的は共感するところも、もちろん言葉の重み・深さは全然異なります。

実際にお弟子さんの文字久太夫さんは何度かご来店下さっていますが、
私よりずっと年長であるのにもかかわらず、まだまだ師匠からは半人前扱い。
毎日厳しい稽古を続けておられるそうです。
本当に気の遠くなるような、厳しい芸の道やと思います。

文中で、「そのときはわからんでもええのです。
先に行ったらわかります。ヘタが上手ぶってやるな、とにかく素直にやれ」
また、「あいつは下手やけど、また行ったろか」という気にさせる 情のある浄瑠璃を語らんといかん、これは人間性や。
という言葉があります。


自分に置き換えたら、どうでしょうか。
いろいろと考えさせらる内容でございます。

自分の理想にはまだまだ程遠いことは十二分に承知しております。
今、自分の出来ることはいろいろな方にご迷惑をおかけしながらも、
少しでも自分の思うおもてなしで、お客様をお迎え出来るように日々頑張り事だけです。
七転び八起き。
愛想尽化されるようなこともしでかすことも多々ございますが、
いつかそんなことが笑い話に出来るように。。。

いつか
「日本料理はええもんだっせ、ようでけてまっせ」と
胸を張って言えるように頑張ります!!







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