12月中旬に吹田慈姑の生産者の方を訪問しました。
まずは吹田の平野さん。
本来の農地は江坂にありますが、実験的に京都八幡で栽培をしていて、その収穫をお手伝いさせて頂きました。
通常の慈姑は冷たい水の中の作業ですが、こちらでは稲作と合わせた栽培をしているので、水は完全に抜かれていました。それでも土を掘って、手探りで小さな慈姑を探しだします。時間の割りに収穫量は少なく、採算や効率を考えると継続した栽培はとても大変です。特に吹田慈姑はほかの慈姑と比べて小粒なために、さらに収穫量が少なく、今は幻の慈姑となってしまいました。
美味しい慈姑を食べた事がなかった私に、慈姑の美味しさを教えてくれたのが吹田慈姑でした。
小粒ながら、唐揚げるとポクポクと上質のジャガイモや栗のような風味で、ほんのり苦味があります。塩を振って頂くと、お酒もさらにすすみまっせ。
収穫のお手伝いをしていると、平野さんが昼食をご馳走してくださいました。食事をしながら、平野さんの農に対する思いをたくさん聞くことが出来ました。「農を通じて、いろいろな人の縁を頂いた。これが私の宝です。」 地域の行政やボランティアの方々と共に、伝統野菜を守り続ける平野さんらしい思いでした。
その後、門真の中西農園さんへ。
途中に古川橋の「饂飩 きぬ川」さんへ。
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道が混んでいてランチの時間に間に合いませんでしたが、久しぶりにお話が出来て、良かったです。短い時間でしたが、私がお手伝い出来ることもありそうです。
来年の2月のあまから手帳にも掲載されるそうです。食べた方の評判も良く、これからますます楽しみなお店です。
話を戻して、中西さんは門真蓮根の生産者として有名ですが、青慈姑や朝鮮慈姑も栽培されていて、今年から吹田慈姑も少しですが始められたそうです。
門真はもともとが沼地で水がたまりやすく、治水も今ほど整っていなかったために昔の方々はいろいろとご苦労されたそうです。
それを克服して、門真は蓮根や慈姑の一大生産地となり、昔は蓮根長者がたくさんおられたそうです。
それが門真の住宅化で農家をやめる人が続出して、今はほんの数件となってしまいました。
中西さんは蓮根や慈姑を掘りながら、いろいろと教えてくださいました。私も浪速魚菜の理事をしていますし、以前にも中西さんの農園を訪たこともありましたので多少の知識はありましたが、まだまだ知らないことがたくさんありました。
ご多忙の中、取材をさせて頂いた上に、数種類の慈姑と蓮根まで頂いてしまいました。感謝です。今から慈姑の食べ比べが楽しみです。
こうやって現地を訪問すると、いろいろな発見や学びがあります。また、生産者の方のお話や思いを聞くたびに、いろいろなことを考えさせてもらえます。そして、感謝の気持ちでいっぱいになります。この幸せや感動をいろいろな形で、たくさんの人に伝えたいと思います。
最後に、いつも一緒に行動してくれる友に、有難う!!
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