高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

「20年後、栄養さえ摂れたら何でもいいやんっていう世界にならないように。作っている人の思いを伝えるの

2011-08-27 | 筆者の徒然なるままに

9  大変好評だった桃ヴァイツェンも残りわずかになり、完売目前です。日本酒も夏限定酒から9月には少し早いですが、ひやおろしが入荷し始めて秋酒に移り変わろうとしております。西野農園さんのトマトの出荷も終了し、まだまだ暑い日がつづきますが、季節は徐々に秋に向かっております。夏の名残の料理とお酒、ぜひ一夏の思い出に。

 今月発売中のあまから手帖9月号に北船場 意外と知らない大阪産のトピックで旬菜桜花が掲載されています。

 あまから手帖さんはオープンした際に紹介してもらって以来。関西ではやはり一番の食の専門雑誌。通常の営業を評価してもらって、いつか掲載してもらいたいと思っていたので、お声がかかったときはとても嬉しかったです。ですが、撮影日はスタッフの片原が怪我をした直後ということもあり、本当に余裕がなくて、待望の料理の撮影もとてもシンプルな料理のセレクトになってしまいました。

 さすがあまから手帖、他に掲載されているお店・お料理はどれも目を引く、素晴らしいものばかり。今回の桜花の料理は、写真家の方の撮影の技術とライターさんが質問の中で導いてくださった「20年後、栄養さえ摂れたら何でもいいやんっていう世界にならないように。作っている人の思いを伝えるのも料理人の一つの仕事」という文章に救ってもらったように思います。

 今回はほんとに食材をシンプルに活かした料理のセレクトになりましたが、いつか次の機会にはそこの料理人森田龍彦のというエッセンスがしっかりと加わった料理を披露出来るように頑張りたいと思います。それに向けて、桜花も徐々にその体制を整えていきたいと思っています。

 今週もおかげさまでたくさんのお客様にお越し頂きました。本当に有難うございます。 

Photo  お越し頂いた農家さんからとても美味な玉ねぎを、陶芸家さんには器を分けて頂きました。今は地道に丁寧に・丁寧に。つくり手さんの思いを感じながら、食べる方の笑顔を思い浮かべながら料理に向き合いたいと思います。

 ちなみに学生時代の私は、毎年この時期になるとほぼ真っ白なプリントを目の前に自分の一夏の怠惰に反省しつつ、どうやって先生に言い訳しようかと思案しながら居心地の悪さを感じる机のうえで宿題にいそしんでおりました。この時に苦い経験が、大人になってようやく活きてます(苦笑)

 

 

 

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2 コメント

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こんにちわ♪(´ε` ) (パスタ)
2011-09-02 00:22:00
こんにちわ♪(´ε` )
とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます!!
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パスタさん (森田龍彦)
2011-09-03 12:30:53
パスタさん
いえいえ、恐縮です。。。
このブログは私の備忘録もろもろ、まとまりのない内容ではございますが、ご覧頂けましたら幸いです。

今後ともご贔屓にお願い致します。 
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