高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

こころざし。

2011-04-25 | インポート

Photo    今日、産経ウエーブさんの伝統野菜を特別試食会に参加しました。大阪の春の食材を、上野修三さんが監修した献立です。上野さんは大阪の食文化の第一人者であり、私が料理人としても人間としてももっとも尊敬する方です。

 料理はとても学ぶことが多く、いつもながらその発想の豊かさに驚かされます。ですが、今日はそれ以上に学ぶことがありました。

 それは食事会終了後、上野さんと作家の高木先生と私とスタッフの片原さんとお話しする機会を得たことです。

 高木さんは上野さんとはもう40年近くのお付き合いがあり、ずっと上野さんの料理のファンだそうです。お互いに刺激し合いながら、ともにそれぞれの分野でご活躍されています。

 そんなお二人といろいろと食についてお話させて頂きました。始末とは、料理人の料理とは、食とは。短い時間でしたが、とても充実した時間でした。

 旬菜桜花の特徴を紹介して下さるとき、一番多いのは生産者さんとのつながりの深さです。また、それがあるからこんなちっぽけな私でも、多くのメディアが取り上げてくれたのだと思っています。また、桜花を大切に思って下さる方は、たぶん私の取り組みや桜花のコンセプトに賛同して下さる方だと感じております。

 私もお店もそのような方々の期待、応援して下さる方の期待にしっかりと応える使命があると感じております。ただおいしい料理を提供するだけでなく、ただお客様をおもてなしするのではなく、ちゃんと食への思い・農への思い・生産者への思いも一緒に届けることが出来ないと桜花の責任は十分に果たすことが出来ないのだと。

 先日受けた心の傷はなかなか癒えそうにありませんが、その後のたくさんの励ましや今回の学びから、、より自分やお店の方向性が明確になったように思います。

 先人がまだまだ頑張っている。決して楽をしているわけではないけれど、まだまだ自分の頑張らないと!!

 

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