津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「阿部茶事談」(27)釈文

2020-01-26 14:20:00 | 細川家譜

27        所尓居住す 以前小西尓仕後清正尓て千石
         給ふ 吉兵衛心尓不叶有て熊本を白昼ニ
         立退 此時討手を気遣ひ鉄炮を用心尓て
         退しか共無別儀豊前小倉尓落去たり 諸
         方ゟ抱度旨申来りけれ共忠興公元ゟ御懇
         意ニ而本知千石ニ而ゟ 召出其子も吉兵衛と云 予
         か祖父也 兄弟五人有御入国の後段々ゟ召出末
         弟数馬也 有馬御陳尓其嫡子吉兵衛御用ニ付
         宇治ニ参御供不申上七郎左衛門を初め不残御供
         申上し也 七郎右衛門ハ光尚公尓附有馬御陳の
         時疫を煩ひすり湯を漸く飲て城乗の御供
         仕たりと也 運強けれハ死なぬ物と老年尓成
         て咄しけり 数馬ハ十六才ニて御児小姓故御
         馬廻り尓居たりけれが先手尓参度と再三願
         申上ける尓御立腹被遊小忰のうせいと御意有
         けれハはつと云て馳出す 其時あれ怪我さす
         なと御意有る尓依て継て馳付しと也 数
         馬ハ乙名尓石垣尓付城乗致し手負けり 凱陳
         の上三百石被下都合千百五拾石尓成関兼光
         の脇差忠利公ゟ拝領して所持す 無類の業
         物御秘蔵なれ共数馬御意尓叶ひ拝領す 御

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■原文に触れる「阿部茶事談」(28)

2020-01-26 11:10:17 | 史料

                               

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■原文に触れる「阿部茶事談」(27)

2020-01-26 07:53:41 | 史料

                               

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