津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

論考ご紹介

2013-06-25 15:21:39 | 論考

「真実は小説よりも奇なり」と云いますが、すぐれた論考はまさにそのものずばりで面白く読むことが出来ます。
最近ようやく読了いたしました三点をご紹介します。 

慶長五年の九州における黒田如水・加藤清正の軍事行動(攻城戦と城受け取り)について

慶長五年の戦争と戦後領国体制の創出

 

日本相撲司の成立 : 吉田司家の権威形成過程

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天正十八年の大矢野家文書

2013-06-25 10:05:51 | 熊本史談会

 現在五月の熊本史談会の折に配布された資料「大矢野家文書」の内、天正十八年に「木山紹宅書之」の署名がある文書を読んでいる。
天正十七年八月小西行長は新たに得た領地宇土に城を構えるべく、大矢野氏を含む天草五人衆にその費用の負担を申付けている。
すでに領地安堵のお墨付きを請けていた五人衆は、「不受」の意を伝えたため行長は秀吉に報告、秀吉は一転「左様ニ六ヶ敷好(奴)原可刎頭」と命じ、志岐城の志岐鱗泉を攻めることに成る。これらの事が詳細に書かれており、いままで余りなじみなかった小西の家臣の名前が登場したりして、完読はできないまでもわくわくさせられている。佐々成政没落後の水野六左衛門(勝成)の活躍や、加藤清正の勢の働きなど興味深い。
全18頁難行苦行である。

八代未来の森ミュージアムの鳥津亮二氏の著「小西行長 抹殺されたキリシタン大名の実像 資料で読む戦国史」を併せてよみながら、小西行長が少し身近になったことを感じている。 

                                  小西行長―「抹殺」されたキリシタン大名の実像 (史料で読む戦国史)

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