津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

「朝敵」たちの幕末維新

2012-11-20 15:55:20 | 書籍・読書
   「朝敵」たちの幕末維新
 
     新人物往来社

私の涙腺の弱さは加齢によるものではなく若いころからである。家族とTVをみながら涙ぽろぽろは日常茶飯である。
判官びいきも並ではなく、この本の著者の一人でもある中村彰彦氏の会津に関した本などをよむときには、脇にテイッシュの箱を準備しておかなければならない。
この本も多分そうなること間違いない。

 

内容紹介

幕末史は、これまで勝者である薩摩や長州、土佐の志士に注目が集まる一方、「朝敵」の汚名を着せられた地域は、長らく不遇な立場に置かれてた。
そのため新選組のようなごく一部の例外を除いては、「官軍」と戦った佐幕派の物語が陽の目を見ることは、ほとんどなかった。
本書はそうした佐幕派の生き様を伝えるエピソードを集め、ゆかりの18都道府県ごとに紹介する。
全国各地のそれぞれの地域がどのような幕末を迎えたのか、歴史に埋もれてきた郷土の英雄の生き様を掘り起こすことで明らかにしていく。

 

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肥後・喜多流の祖たる志水一学は・・

2012-11-20 08:18:39 | 歴史

先に 志水家・二つの先祖附の大いなる相違 を書いたが、これにご一族のご子孫からコメントをいただいた。どうやらこれが真実であろうと考えている。

志水一太家の二代目・志水一学は能(喜多流)の優れた演者であり、綱利代に召しだされたとされる。一学家の先祖附はその祖を加兵衛だとして悪兵衛が無妻で子がないため養子となったとしているが、どうやらこれは錯誤であるようだ。
松井家家臣志水氏祖・悪兵衛には加兵衛を頭に四人の男子がある。そのほかに妾腹の京都浪人・道喜成る人物がありこれが一学の祖という事になるらしい。
なぜこのような齟齬が生じたのか知る由もないが、時代が下っての細川家召出であるから、一太家に於いて先祖についての資料が無かったのかもしれない。

能番組に名を残している一学(後・小左衛門600石)であるが、ご子孫の元にこういう貴重な史料が残されていないだろうか。
もしご存じ寄りの方が居られたら御示教をいただけたら幸いである。 

 

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