先に書いた 柊? タブの木? に呼応するかのように(ではないのだが)、財・熊本城顕彰会が発行する季刊「熊本城・88号」に、この坂のことが富田紘一氏の記事で取り上げられていた。「熊本城の歴史と探訪」第二十六回 二の丸(七) 宮内(一)である。熊本城研究の第一人者である氏も、史料に混在する「柊坂」「タブの木坂」にいささか困惑のご様子である。これは永久に謎のままで終わる感じがする。
その他、「加藤清正妻子の研究」の著者・福田正秀氏の連載、「肥後加藤家改易の研究」は第七回となり、今回は「二条城会見の清正」である。
又村田真理氏による「熊本年中行事圖絵」に見る熊本城下の年中行事 は、多くの圖絵を紹介しながらの記事で親しみが持てる。
今回は十回目「藤崎宮放生会(Ⅰ)」である。そのた村上豊喜氏の「熊本城前史 中世の熊本城」も九回目に至っているなど、盛り沢山のメニューである。
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