津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

「細川文書(宇土)6 家筋調 一」の最初のページ

2012-11-26 21:11:03 | 史料

                                     細川文書(宇土)6 家筋調 一 

 トップページは井門(いど)家である。忠興公に従い八代に在ったが、宇土支藩創立に伴い家老として仕えることになる。
名君の呼ばれ高い宇土支藩六代興文公は、一時期この井門家の養子であった。 

幽齋公田邊城籠城の際、攻め手の赤松左兵衛の家臣としてその働き振りを賞賛された物頭井門(いど)亀右衛門は、後忠興公により召し寄せられる。その働き振りを綿考輯録は次のように記す。

赤松左兵衛陳の内より、母衣武者一騎かけ出、杉の馬場口へ乗廻し候躰如何様一ふし可有之と、城中各覚悟いたし候に、左はなくて、堀溝にかゝミ、引兼たる者共を可引取との儀にて、馬上にさいを振廻し、見方を招き、馬を乗廻し、順逆に輪を乗、静に引取候躰、見事なる振也、母衣は白赤、横に段々筋、母衣の出しは同毛三ッ羽子、間に蛇の目有、馬は栗毛とも、粟毛共見へ候、城中よりねらひ、鉄炮余多打懸候へとも、程遠き故か不中、此武者赤松左兵衛・物頭井門亀右衛門重行と云者也

                                  
又「古武士の面影」は次のように記している。(井戸(井門)亀右衛門 参照)
 

  亀右衛門---+---亀右衛門重忠
         |         千石・若年にて相果、跡断絶
         |
         |  中津別禄召出                             宇土代々家老・禄七百石
         +---少次郎重之---------次郎左衛門重之・・・・・・次郎左衛門重
                八代御供            文三郎 宗中 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宇土支藩細川家、御三卿(代々御家老)家の御家来衆を調べるには・・

2012-11-26 10:59:08 | 史料

宇土支藩細川家、御三卿(代々御家老)家の御家来衆を調べるについては、熊本県立図書館に以下の資料があります。
詳しくは熊本県立図書館 にお訪ね下さい。 

■宇土支藩・細川家家臣については、「家筋調」という以下の文書が存在する。  写真は(細川文書(宇土) 6)

            1 家筋調 一 細川家(宇土)     (細川文書(宇土) 6)
 
         
            2 家筋調 一 細川家(宇土)     (細川文書(宇土) 7)
 
         
            3 家筋調 三 細川家(宇土)     (細川文書(宇土) 8)
 
         
            4 家筋調 四 足軽 細川家(宇土) (細川文書(宇土) 9)
 
         
            5 家筋調 五 譜代 細川家(宇土) (細川文書(宇土) 10)
 
 

■松井家については、八代市史 近世史料編Ⅳ 松井家文書 御給人先祖附 がある。

■米田家については、米田家家臣 先祖附 御奉公附 [古](米田家文書) 15冊が存在するが、痛みがひどく未だ家臣名の索引もできていない。
 来年索引だけでも作り上げたいと思っている。

■有吉家については、[有吉家御家中先祖付] 上 〔古〕複写版 が存在する。
     1 中山半助 2 吉川源助 3 内藤左五右衛門 4 菅沼文太 5 廣瀬才兵衛 6 本郷三郎 7 長坂右兵衛 8 大山角兵衛
     9 大山三十郎 10 菅源兵衛 11 林田庄左ヱ門 12 高山彦兵衛 13 中尾権太夫

 下巻については見受けられないが、有吉家には「御馬乗中家系附」があり、ここには以下の御宅の先祖附が揃っている。
 これについては、当方にお問い合わせいただきたい。

       御知行取  長坂、 外山、 原田、 生地、 吉安、 野田、 菅、 江藤、 萩野、 葛西、 中尾、 岸
               内田、 三輪、 上田、 大山、 岡崎、 服部、 浅香、 河野、 赤尾、 菅沼、 本郷、 荒木
               高山、 廣瀬、 津島、 緒方、 吉川、 林田、 内田、 伊東、 中山

       御馬乗衆  古田、 江口、 徳山、 栗崎、 中村、 高木、 岸、 今村、 青木、 生地、 阿部、 尾崎
               上田、 平川、 龍造寺、 郷司、 荒木、 真崎、 東田、 松村、 松村、 松村  

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見る、読む、調べる 江戸時代年表

2012-11-26 10:05:53 | 書籍・読書
見る、読む、調べる 江戸時代年表
 
        小学館

内容紹介

江戸時代の歴史が楽しく分かる画期的年表
1603年の江戸開府から1867年の大政奉還にいたる、あらゆるジャンルの出来事を1冊の年表にまとめ、重要項目については、ビジュアルなどを使って平易で楽しい解説を加える。「地方の出来事」欄を充実させた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする