津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

三宅権兵衛のお墓

2012-11-08 18:54:51 | 熊本

                  


                                      


 史談会の大先輩・T Drにお供して、Drの従兄弟に当たられる玉名市のA家を訪ねた。加藤清正がたびたび訪れたという旧家であるが、なぜなのかここに三宅権兵衛そのた三宅氏のお墓がある。それを確認するための訪問である。権兵衛家は三宅藤兵衛重利の子・新兵衛重行を祖としている。
自然石に戒名が刻み込まれ左側に三宅権兵衛重信之墓とある。背後には正受院と刻み込まれたお墓があるが、奥方であろうか。その他5・6基の小さなお墓があるが、摩耗が激しく俗名がうかがえるお墓は2~3基である。
はっきりしたことは判らないが、土居で囲まれた広大なA家の敷地(3000坪?)内に三宅家の住まいが在ったらしい。藤兵衛の子らは細川家に召し抱えられて玉名に領地を得たというが、その後は益城を知行地としている。つじつまが合わず首をかしげるだけだが、こちらのお墓は代々のお墓というよりも、権兵衛の妻や子供たちのお墓であろうか。 詳しく調べる必要がある。

                                                                  

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史料を読む「御大工棟梁・善藏より聞覺控」 その(了)

2012-11-08 09:22:11 | 地図散歩

                                 御殿のしょうじにてつのほねを入て
                                 きりツとめぐるようなしかけであっ
                                 たがよその国のお城にかうしたもんが
                                 あつたかろうかな それからしょう
                                 くんのまのうしろにきみつの間があ           昭君の間
                                 つたこつもおぼへとる かべがめぐる
                                 しかけでかべが一ちょうきりつと
                                 めぐるとゆかのたかさ六尺ばかり
                                 のところからこまかはししごでした
                                 におりって女のかみのけでねりあ
                                 はせたつなにすがつて下におりそれか
                                 らつまる所は不じょう御門からあ            不開門(あかずのもん)
                                 ずきざかにでるやうになつておつた 
                                 一のお天し(天守)の下と奥御殿のゆか下に
                                 し於(塩)をおいてあつたし大がまなども
                                 まさかの時のよういとしてそなへてあつた
                                 つぎにうぐいの御ろうかのしかけといひ
                                 どりもこりもぎょうさんなふしんだ
                                 ったぞ
                                 摂津(小西行長)が上かたでしんでから宇土までいつて
                                 天しをときあるいは御門もときにおるは
                                 でしごと職人をつれていつた ときくづ
                                 した材木は車と牛馬なんきゃ引っぱって
                                 いつてこっちにはこんできたがわるぢへ
                                 の多かった摂津はすへはほろんでしまう
                                 たね ひとをのろへばあなふたつとやらじ
                                 めつしたこつはこきびのよかつた 
                                 かうらい門や三丁目の御門なんきゃ          高麗門
                                 みなおるがてしほによつてでけたが今の
                                 ごてかうかわらうなんきゃあおのころはゆ
                                 めにもおもうちゃおらんだつた ほんとう
                                 よの中といふもんなかわるもん
                                 ね 
                                 お城のようかいのはなしなんきゃ人にや
                                 けっしてはなしちゃならんけんゆう
                                 なよ 恵々かい

                                           (了) 

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