津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

銀座の土地の値段

2009-03-31 19:37:39 | 歴史
 細川家江戸藩邸のうち、「木挽町御屋敷」は、現在の歌舞伎座がある場所だとされる。現在の価格でどのくらいするのだろうか。ちなみに3,330坪とある。永青文庫には、文政十三年(1830-天保元年)閏三月廿五日付の、この土地を小田原藩・大久保加賀守から譲り受ける為の「規定書=きじょうしょ」が残されている。その規定書には、坪当たりの単価が記されている。一坪一両一分とあるのだが、一両を八万円とすると、丁度一坪十万円という訳である。さらにこの土地は、万延二年(1861-文久元年) 松平伊豆守に譲っている。(これも規定書が残されている)尾張屋清七の切絵図は文久元年に再刻されたとあるが、松平伊豆守が記されている。二つの規定書から、この土地を細川家が所有したのは31年間であった事が判る。
坪十万円のこの土地、高いのか安いのか判断のしようがないが・・・。
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御蔵前船着場

2009-03-31 08:27:32 | 歴史
この写真は三年ほど前に撮った、川尻の「御蔵前船着場」である。右手に道がありその奥に藩の巨大な御蔵九棟があった。20万俵ともいわれる藩内の米が、水運を使ってここに集積された。川尻の町は細川藩五町の一つだが、一方では肥後熊本の船方の町としても重要視された。この石積みの船着場は、約140メートルにわたり修復工事が為されてきたが、その完成が若干遅れると新聞報道にある。(3/30熊本日日新聞)別段急ぐ事はない。しっかりした形で完成するのが一番である。大変魅力的な景観なのだが、一度足を運ばれては如何だろうか。御茶屋や奉行所があったとされるあたりは、すばらしい風情を醸し出している。地元のお酒(瑞鷹)や、六軒の和菓子屋さん(開懐世利六菓匠)が技を競う芸術的な和菓子を楽しむことも出来る。又、桶や刃物の町としても知られ、その伝統の品々を「くまもと工芸会館」で見ることができる。
                   おいでまっせ、川尻・・・・

             www.manyou-kumamoto.jp/contents.cfm?id=45
             www.zuiyo.co.jp
             http://www.zuiyo.co.jp/KAWASHIRI/KOUGEIKAIKAN.html
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