津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

平野長泰と茶杓「ゆがみ」

2009-03-05 20:55:18 | 歴史
              写真は北九州「いのちの旅博物館」のHPより引用。


現在、細川藩平野家について色々調べているが、ふとひらめいてある事を思い出した。
大名細川家『文と武の軌跡』展が、八代の「未来の森ミュージアム」で開かれた時拝見した、利休作の茶杓「ゆがみ」だ。(此の展覧会は終了後、いのちの旅博物館で開催された)この茶杓は、忠興が未練を残しながら、平野長泰に贈ったものだ。

      尚/\、御やくそく申候茶杓進申候、涙をこほし申候、ふと御やくそく申候、
      これハ名をゆかミと申候、我等茶杓のうちにてハ一にて御さ候

平野長泰は、加藤清正らと共に賤ヶ岳七本鑓の一人と賞された。しかしその処遇は芳しくない。二つの家系が細川家に仕えている。そんな長泰に、何故この茶杓が渡る事になったのか、その訳は承知していない。そしてどういう経緯か、光尚代細川家に返還されたとされる。

 2007/10の芸術新潮「細川家・美と戦いの700年」に、この茶杓が掲載されている(p51)が、私の記憶の中にあるものとはまったく違う姿を見て、感激を新にしている。
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二ヶ月で・・・

2009-03-05 15:39:45 | 熊本
     【 熊本城公式ホームページ www.manyou-kumamoto.jp/castle 】

 今年の1月1日から始まった熊本城復元募金・新「一口城主制度」が、二月末で10,000件を越え、募金額も一億三千万ほどに成っている。熊本県民に限らず、県出身者、観光客、お城フアンをはじめとして、全国津々浦々からの善意である。なんとありがたい事か。熊本にならって同様の募金の動きがあるらしい。結構な事ではある。

 これとは別だが、桜の馬場には「お土産処」みたいな施設が出来るようだ。
又、細川家墓地・泰勝寺内のお茶室「仰松軒」が改修されて綺麗な姿を見せているが、水前寺成趣園内の「古今伝授の間」の改修がいよいよ始まる。熊本県立美術館内に出来た、「永青文庫コーナー」も沢山の来館者で賑っている。

 桜の季節ももうすぐ、どうぞ熊本にお出でてお城の桜をお楽しみになりませんか。
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