すでに諸兄に於かれてはご存じの時系列地形図閲覧ソフト「今昔マップ」という誠に便利なソフトがある。
例えば熊本市内に於いては1900年(明治33年)以降の九種類の地図を、2面表示または4面表示で見ることができるから、古い道筋や街並みの移り変わりを確認するには大変重宝する。
この地図で、旧街道の道筋を辿ったりしていると、色々思いがけない発見があって興味は尽きない。
熊本城下町地図で、新町や京町台から本妙寺田畑をへて牧崎あたりへ至る道筋が現在のどの道なのかがなかなか理解できないが、1900年の地図を見ると大方の見当はつく。
ご厚誼をいただいている「サイト・徒然なか話」さんの昨日の記事「京町台から見た金峰山」と晩夏に、甲斐青萍の絵が紹介されていたが、青萍はどこの場所からこの懐かしい風景を描いたのだろうかと想像するのも面白い。
古い城下町の写真を見ると、今は伺うことのできない「杉塘」の名の由来となった杉並木の道なども1900年の地図では伺うことができる。
昨日は多忙を極めて家に帰ったらへとへとになってしまったが、夕食後はこの「今昔マップ」でのんびりと過ごさせていただいた。感謝。
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京町台西側は今では住宅が建て込み、金峰山を遠望できるポイントもなかなか見つかりません。また、前方には高いビルが立ち並んで風景が遮蔽されている箇所が多いのが現状です。
「今昔マップ」で見てみますと、甲斐青萍の絵に描かれた道が雁木坂を降りて行く本妙寺参詣道だと思われますが、前方の井芹川の橋を渡ったところの灯籠辺りが、今日の市電上熊本線沿いのAU上熊本店あたりのようです。