大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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VISTA X-62A  世界初、AIが戦闘機を17時間にわたり完全無人操縦!

2023年02月19日 17時58分03秒 | 米軍 米軍との合同演習


昨年末、米空軍の戦闘機が1機、17時間のテストフライトを終えた。それを操縦していたのは、なんと「人工知能(AI)」だ。
ロッキード・マーティン社とカルスパン社が共同で開発した空のサイボーグは「VISTA X-62A」という。
「Variable In-flight Simulation Test Aircraft(可変飛行シミュレーション試験機)」の頭文字をとったVISTAには、さまざまな機体の性能を模倣するソフトウェアが搭載され、無人で飛行することができる。
カリフォルニア州エドワーズ空軍基地で行われた試験飛行では、2機のAI制御戦闘機でドッグファイトも行われたとのこと。
現代の空軍が抱える新機体開発の問題の解消と、最先端人工知能の開発を同時に進める、一石二鳥のツールであるそうだ。

AIが操縦する、最先端の自律制御システム
VISTA X-62Aは、「F-16D Block 30 Peace Marble Il」をベースに「Block 40」の電子機器を組み込んだ機体だ。
もともとの名称は「NF-16D」だったが、2021年6月に米空軍に正式に承認されたことから、「X-62A」と改名された。
VISTAのシステムは、自律型飛行アルゴリズムの開発と統合を主眼としたものだ。
そこに搭載される代表的なシステムとして、カルスパン社が開発した「VISTAシミュレーションシステム(VSS)」、ロッキード・マーティン社の「モデル追従アルゴリズム(MFA)」や「シミュレーション自律制御システム(SACS)」などが挙げられる。
SACSの中枢にあるのは、通称「アインシュタイン・ボックス」と呼ばれる戦闘機用システムで、古いシステムを連携して全領域でデータを共有することができる。
またコックピットの前方と後方には、最先端センサーとゲタック社製のタブレットディスプレイが搭載されている。
こうしたシステムのおかげで、VISTA X-62Aはただ機体性能が上がっただけでなく、ソフトウェアの変更に対しても迅速かつ柔軟に対応することができるようになった。それは開発のスピードアップや試験飛行回数の増加につながるものだ。

@AI戦闘機、無敵の戦闘機に出来上がるのでしょうか、楽しみです。