大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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RAH-66 Comanche Stealth helicopter 博物館に収蔵

2023年01月08日 11時16分12秒 | 米軍 米軍との合同演習

RAH-66 Comanche 搭載しているAGM-114 ヘルファイア空対地ミサイルよりRCSが小さいと言われていました・・・

「コマンチ」採用したら他機が買えない…
アメリカ会計検査院が1999年に発表したレポートによれば、現状のまま生産まで進めた場合、「RAH-66関連予算はアメリカ陸軍の航空関連年間予算の約6割まで増大する」と予想されており、開発計画自体も「コスト超過、スケジュールの遅延、パフォーマンスの低下という重大なリスクがあり、主要技術が成熟して機体に統合・試験される前に製品開発を進めようとしている」と指摘されています。ステルスヘリコプターという技術的なハードルの高さだけでなく、開発計画そのものにも問題があったといえるでしょう。
当初の予定ではアメリカ陸軍が運用している攻撃ヘリAH-1「コブラ」と偵察ヘリOH-58「カイオワ」を更新するために1200機以上のRAH-66が生産されるはずでした。しかし、開発の遅延とアメリカ陸軍側の要求の変化によって2002年までに6回も開発計画の見直しが行われ、その生産予定数も650機まで減少。それでも、必要性に疑問符が付いたことから、最終的には2004年2月23日に開発計画そのものが正式にキャンセルされています。結果、開発期間は約20年、計画全体に注ぎ込まれた予算は約70億ドル(約9177億円)以上と言われています。
巨額の予算が注ぎ込まれたにも関わらず、たった2機の試作機のみで終わったRAH-66「コマンチ」の開発計画。一般的には大失敗に分類されますが、その開発にはボーイング社とシコルスキー社だけでなく、全米の多くの防衛産業が関わっており、開発過程で得たノウハウはその後始まったほかの新型機開発に生かされたとも。ゆえに、その計画自体がまったくの無駄というワケではないようです。
ちなみに、役目を終えたRAH-66の試作機は、2023年現在、アラバマ州のフォート・ラッカー陸軍基地にある博物館に収蔵されています。博物館内の展示スペースの関係で常設展示はされていませんが、タイミングさえ合えば、いまでもその姿を見ることができます。

@どこに消えたかと思えば、博物館に・・・・米国も、結構、金を使って試行錯誤しながらやっているんですね。
シールズがビンダディンを急襲した時にも尾翼を塀にぶつけて残骸をさらしていたのがありましたが、これとは別のステルスタイプ(海軍使用)でしたね。あれも、どうなってしまったのでしょうね。