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AGM183A
米空軍は12日、完全な空中発射式極超音速ミサイルの実験に初めて成功したと声明で明らかにした。このプログラムはこれまで実験の失敗で停滞が続いていた。
空中発射型即応兵器(ARRW)のフルプロトタイプはこの日、カリフォルニア州沖のB52爆撃機から発射された。
第96試験航空団によると、AGM183Aミサイルは音速の5倍超の極超音速に達した後、終点のエリアで爆発した。空軍によると、実験の目標はすべて達成されたという。
ARRWはブースト滑空ミサイルで、ブースターロケットを使って飛翔体を極超音速に加速させる。その後滑空体がブースターから分離し、慣性飛行により極超音速で目標に向かう。
システム全体の試験が行われたのは初めて。これまでの発射ではブースターロケットに焦点が置かれていた。
ARRWミサイルは昨年相次ぐ失敗に見舞われ、空軍はプロジェクトの遅延を余儀なくされていた。
米国防総省は極超音速兵器の実験と開発を重視する姿勢を強めている。特に中国とロシアが自国の極超音速兵器開発で進展を示していることが背景にある。
ロシアはウクライナで極超音速ミサイル「キンジャル」を展開し、こうした兵器を戦争で使用した恐らく初の例となった。また中国による昨年の実験では、極超音速ミサイルが地球一周後に目標に着弾した。
極超音速兵器はマッハ5を超える速度で移動するため、着弾前の探知や迎撃が困難になる。機動や高度の変更も可能で、現在のミサイル防衛システムをかいくぐることができる。
@先日もプーチンが、自慢げに”うちにはあるけどアメリカにはない”とほざいていましたが、そこそこ追いつきそうですね。