大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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初の空母ワリヤーグの隣に新船が停泊 謎の88号

2011年07月13日 10時06分07秒 | 我が国の安全保障問題
赤十字のマークではなく、目立つ「88」の番号がなければ、ワリヤーグ号の隣に停泊している船を海軍の病院船「和平方舟」だと間違うだろう。





◇未完成

しかしその後部の甲板は「和平方舟」の甲板ほど広くはないが、甲板が高く、下部により多くの船室が設けられている。何も搭載されていないからか、吃水は浅い。ワリヤーグと非常によく似ている。88号の外観からは武器システムは見当たらないが、新しい船であることは間違いなく、通信塔などには足場が組まれ、未完成らしい。青い作業着を着て黄色いヘルメットをかぶった作業員が行き来する姿が見える。作業員の服装はワリヤーグで働く作業員と同じだ。船全体に新しくペンキが塗られ、太陽の日差しが白い船体を照らし、まぶしく耀き、青とグレーの船体のワリヤーグよりも目立っている。

新華社と軍関係のメディアの報道によると、ナンバー8で始まる船舶はいずれも海軍の訓練、支援、補助にあたる船だという。例えば、訓練艦の「鄭和」は81、同じく訓練艦の「世昌」は82、「861」は遠洋救助船、「891」「892」は武器実験に関係し、「886」は大型補給船、「和平方舟」は866だ。「88」がこれらの支援船とまったく機能が異なるのは明らかだ。外観を見ると、88号はまるで人に居住生活を提供する大型客船のようだ。ワリヤーグ号に奉仕するための船舶であることは確かだ。ワリヤーグが出港後、乗船できない人員が随行するということだ。可能性としては、試験航行の際、多くの研究者を伴う可能性が最も高い。しかし大連港に停泊している同船が未完成であることは明らかで、投入までにはまだ時間がかかると思われる。そのためワリヤーグもこの短期間に出港することはない。

ワリヤーグの試験航行は7月1日だという予測が外れ、次は8月1日だと予測されている。しかし作業員の他、軍艦上や大連港で水兵の姿を見ることはない。つまりワリヤーグの部隊はまだ航空母艦に乗り込んでいないということだ。米軍の経験からすると、海軍数千人を空母に配備、調整するのに10日以上かかる。さらに88号に測定機器や人員を配備しなければならない。こうしたことから計算して、8月1日はまず無理だろう。「祝いの品」としては、10月1日の国慶節が最もふさわしい。水兵らがワリヤーグに乗り込めば、再び注目を集めるのは間違いない。しかし、この短期間にそれが実現することはおそらくないだろう。

@前にも書いたが、カタパルトを装備していないスキージャンプ式の空母というのは、艦載機がどんなに優れていても強制的に上に向けて飛び立たせる際のトータル的な重量制限をかなり受けるようだ。