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大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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自衛隊 海外が注目する(改)12式地対艦誘導弾 別称SSM-1(改)

2021年12月13日 09時54分26秒 | 我が国の安全保障問題

12式地対艦誘導弾を使用して標的艦を撃沈する訓練。外観は88式地対艦誘導弾が筒型だったのに対して、角型の発射機に変更されています。
12式地対艦誘導弾(12SSM/SSM-1改)は、航空自衛隊のF-2支援戦闘機に搭載される80式空対艦誘導弾ASM-1を改良した対艦ミサイルです。これまでの88式地対艦誘導弾はプログラミングされた誘導弾を発射後、慣性誘導により目標まで接近し、レーダー波を照射してミサイルを誘導するアクティブ・レーダー・ホーミング方式でした。
12式地対艦誘導弾では、これに中間誘導として"GPS誘導"が追加されたことで、命中精度が向上しています。もし誘導弾発射後に目標が大きく移動したとしても、GPSによる補正で対応できます。特に、目標更新能力、識別機能、地形追随能力が改善され、88式地対艦誘導弾が障害物のない開けた場所でしか射撃できなかったのに対して、山陰や谷間などに隠れて撃てる様になりました。これにより敵航空機から発見されるなどの危険性が低下して、誘導弾を操作する隊員の生存性が向上しています。また、発射機への誘導弾再装填時間の短縮も図られています。
2020年(令和2年)12月18日の閣議により、「スタンド・オフ防衛能力の強化」が決定され、12式地対艦誘導弾(改)にさらなる長射程化と多様なプラットフォームからの発射能力を加えた12式地対艦誘導弾能力向上型の開発が決定した。令和3年(2021年)度から令和7年(2025年)度まで開発される予定である。開発にはASM-3、12式地対艦誘導弾(改)及び島嶼防衛用新対艦誘導弾の成果が生かされる。長射程化のための大型の展開主翼とジェットエンジンの作動領域拡大、RCS低減のための弾体形状のエッジ処理、人工衛星経由の対地上装置間データリンクなどの技術開発が行われる。予定される主契約者は三菱重工で、現在の射程約200kmから当面は900kmを目指して開発されるが、最終的には射程1,500kmまで延伸される予定であるという。

@映像の最後に、F-15がM61バルカン砲を水平発射している珍しい映像があります。