大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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日本の量子通信事情 NICT、超小型衛星「SOCRATES」による量子通信の実証実験に世界で初めて成功!

2018年05月22日 08時17分01秒 | 量子 サイエンス 量子もつれ 量子コンピューター 量子レーダー 量子通信

我が国でも昨年7月量子通信に成功していました。

宇宙と地上を結ぶ超長距離・高秘匿な衛星通信網の構築に向けて
2017年7月11日に国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)から、「超小型衛星による量子通信の実証実験に世界で初めて成功」というプレスリリースが発表されました。今回の発表では、2014年5月末に打ち上げられた重量50kgの超小型衛星(SOCRATES:Space Optical Communications Research Advanced TEchnology Satellite)に搭載される小型光通信機器(SOTA:Small Optical TrAnsponder)と地上局とで実施された、新しい通信方式である量子通信の実証実験を実施したということです。

長距離通信かつ高秘匿化を実現できる衛星量子通信は、日本、中国、欧米各国で研究開発が活発に行われています。量子通信は、光子からの微弱な信号を低雑音の機器で受信し実用化していく必要があり、関連する技術実証には様々な課題があります。
なお、昨年8月には、中国科学技術大学を中心とするチームが、量子科学実験衛星(QUESS:約600kg)を打ち上げ、今年6月に1,200km離れた2つの地上局に向けて衛星から量子もつれ配信を行う実験に成功しています。
今回発表のNICTの成果では、超小型衛星SOCRATESに搭載された衛星搭載用小型光通信機器SOTAから、2つの偏光状態に0,1のビット情報をランダムに符号化した信号を毎秒1千万ビットの速度(10メガビット/秒)で地上局へ送信しました。NICT光地上局では、口径1mの望遠鏡でSOTAからの信号を受光し、量子受信機まで導波してビット情報を復号しました。従来の光通信より更に高効率な通信や、情報漏えいを防ぐための量子暗号の基盤技術の実証実験に成功したことになります。


不確定性原理

@すごいですね、としか言いようがありません。量子コンピューターの開発もかなり進んでいるようですし、莫大な開発費を投じで完成したステルス戦闘機をあっけなく無力化する量子レーダーなどの開発も進められているようです。”量子もつれ”があらゆる分野、特に軍事産業に大きく影響を与えて行くでしょうね。 IBMでは誰でもアクセスできる量子コンピューターを開設しています。 ← https://www.research.ibm.com/ibm-q/

量子もつれ quantum entanglement