フィンランドのPatria(パトリア)社が開発する装輪装甲車”Patria AMV XP”は陸上自衛隊が検討を進める次期装輪装甲車の候補の一つです。
陸上自衛隊の次期装輪装甲車として検討
96式装輪装甲車の後継車輛を選択する次期装輪装甲車の候補の一つして上がっており、2020年12月16日にフィンラドから日本にAMV XPが評価試験のため送られています。2021年12月には試験中と思われるAMV XPが陸上自衛隊富士学校でとらえられています。機動力、防御力、モジュール式による拡張性は陸自の要件を満たしており、既に多くの国で運用実績もあり、採用する上では申し分ないです。しかし、対抗馬が国産の三菱重工業製の機動装甲車(MAV)になり、細かいスペックは不明ですが性能や価格よりも国内防衛産業保護のためにこちら選ばれる可能性があります。
@我が国が独自に開発を進めているのは、三菱重工の「MAV」(Mitsubishi Armored Vehicle)で、ベースになっているのは16式機動戦闘車で、三菱重工は同車の開発・生産を請け負っているため、その技術を応用して開発したといわれています。