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豚インフルエンザ

2009-04-26 04:56:36 | Peace Cafe
メキシコ、アメリカで豚インフルエンザが、人人感染を始めたようだ。まだどの程度の感染力を持っているのか。病原性の強度も良く判らないが、緊張する情報である。兼ねてより、鶏からの変異ではなく、豚からの変異の方が新しい流行の可能性が高い。と予測していた通りの事が起きた。WHOは鳥インフルエンザばかりを問題視して、豚からの変異、あるいは蔓延の方への注意を怠っていた。鳥の方のインフルエンザの人感染については、人人変異は先ずあり得ないと、当初から予測したとおりの経過を経ている。単純に、豚インフルエンザウイルスの変異と考えていいのかどうかも、少し疑問がある。もう少し、豚の方の調査が必要であろう。豚は、良くインフルエンザに掛かる。風邪を引きやすい動物である。しかし、免疫があり重症に成るようなことはない。だから、潜在化している場合もある。このウイルスの変異と言う奴が、いずれ曲者である。

家畜の逆襲。動物との関わり方において、人間は間違っている。生き物をまとめて、何百万も飼育することが、大きな危険を招いている。この自覚がない以上、繰り返しこうしたことは起こる。起こる度に事件は大きくなる。最後に人間は滅亡する。人間が行っている事は、自然界が何千万年かけて作り上げた、調和を壊していることなのだ。イスラムでは豚を食べない。仏教では4つ足を食べない。こうした事が戒律になったことには、理由がある。獣肉は美味しく、ふんだんに捕れる環境では、人間は大いに食べてきた。しかし、様々なアクシデントが起きたはずだ。食べたものが原因不明に死ぬ。そんなことが繰り返えされた経験を通して、肉食を禁ずる戒律が生れた。当たり前の事で、種として人間に近いものほど、人間が感染する病原菌を持っている。哺乳類を家畜として飼うことは、そもそもリスクのあることだ。その自覚を持つ必要がある。

ウイルスの変異。これについては、未解明の分からない事ばかりである。結論が出たような部分は少ない。一つに、感染の連鎖がある。ウイルスが強毒の変異が起こることがある。とは確認されている。また、感染の連鎖で、人人感染の起こす変異も起こりうる。感染の連鎖とは何か。7回程度繰り返しらしい。ウイルスが新しい宿主に、感染し違う環境に移る。これはストレスを伴うだろう。まして、その新しい環境が、よりストレスを強めるような環境であれば、例えばウイルスを防御する抗体、薬剤の存在、ウイルスの変異の可能性は上がる。これが繰り返される環境が、自然界には一般にない。イノシシの群れと言ってもせいぜい30頭。鶏でも同じくらい。水鳥などの群れで、1万くらいだろうか。もし、自然界でウイルスの強毒が起これば、死滅して終わる。これが何万年の歴史だろう。これが、先日の愛知のうずらなどでも、すぐ100万とか言う数が出てくる。

そもそも人間が1000万人とかが群れで居ることは危険だ。せいぜい一群1万くらいまでだろう。そうしたことがなければ、メキシコの豚インフルエンザはすぐ収束する。家畜は逆襲しているのだ。先日の愛知のうずらは抗体があった。つまり、病気には感染したが、直った。こうした理由で、つまり、人間のもしもの僅かのリスクで、160万の命が焼却処分された。こんなことをしていて、人間は許される訳がない。いつか、家畜の逆襲にあう。天に吐いた唾は必ず落ちてくる。最近のいらだつ日本人はパニックになりやすいので、冷静に対応してもらいたい。すぐワクチンと言う発想になるが、新しいウイルスにワクチンはない。ワクチンはリスクのあるものだから、安全性の確認を考えても、急場に間にあうものではない。だから、鶏に気を取られているWHOを批判してきた。まだ、情報も少ないので、情報を集める。とくに豚の状況の調査。ウイルスの分析。当然やるだろうから。先ずその結果待ち。
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