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AI機械と人類愛や民主主義関連する違和感

2024-06-04 04:43:06 | Peace Cafe


 現代社会はAI革命の時代だ。産業革命が起きて、人間の生活は一変した。その時と同じように、AIが登場して人間の生活はもう一度変わる。アーミッシュの人たちのように、何世代過ぎても産業革命を受け入れない人たちもいる。当然AIを受け入れられない人もいる。社会革命とはそういうものなのだろう。

 平井島根県知事の発言「議会答弁を機械に委ね始めた時、私達が皆で支え会っている地域社会や地方自治、民主主義は音を立てて自己崩壊するでしょう」とか、「その方がましになる。余計なことはしなくていい。と思われている行政があるのは耳が痛い話ですが、では社会が進歩していくかというと、そこで止まってしまいます 。」民主主義の危機を主張している。

 ここなんだと思う。平井知事の答弁の方がAIより常に勝っていれば、鳥取県民にとっていいことだろうが、平井知事の考え方が、知事の答弁が、あと10年経ってもAIに勝っていると思えるだろうか。AIの方が必ず勝る時代が来るという事が、AI革命なのだ。平井知事が優秀ならAIは平井知事から学習する。

 人間がAIを否定する姿は、アーミッシュ的な生き方を求めている姿と変わらないのだ。それは特殊な生き方として、あっても当然だとは思う。然し行政がそれでは困る。宗教の信仰があれば、それが真実の生き方になる。それは評価したい生き方である。しかし、誰がどうあがこうとも、社会はAI革命的に変化してゆく。

 AIが急速に進化し、人間の頭脳をはるかに超えて有能化していくはずだ。その中で人間はAIをどう制御し、利用するかが問題なのだ。平井知事が発言している。人間の愛情とか、地域社会の結びつきとか、議会答弁だとか、そんな問題は小さなことで、それどころではないことが近づいている。

 AIを悪用するものが多発するはずだ。その悪用に対して、どう対応してゆくかの方が問題なのだ。AIの悪用が、社会を崩壊させてしまう可能性がかなり高い。たぶん蒸気機関の出現に際しても、誰もが受け入れがたいものだったに違いないが、受け入れざる得ないなかで、人間の社会自体が変化した。

 AIは軍事力を変えることだろう。原爆の登場以上に一瞬に人類が滅亡するような、技術すら作り出すはずだ。AIはノーベル賞を何百個も取るくらいの能力を遠からず獲得する。科学技術が原爆を作り出したように、さらに手におえない武力を作り出すはずだ。

 人間社会は崩壊の危機に迫られるはずだ。人間が変われるかどうかがむしろ問題になるはずだ。一言で言えば、「能力主義を超えるられるか」ここにかかっている。競争心がAIの悪用に繋がる。人間が生きる幸せを人類が共有できるかどうか。能力主義が民主主義を崩壊させている。

 覇権主義の国、無知蒙昧な国、武力主義の国こんな国があれば、地球はAIで滅びるはずだ。AIの悪用の問題なのだ。私はAIの内容をよく知らないで書いている。詳細など全く分からない。しかし、将棋ソフトの登場から現状迄の変化を体験した。

 将棋ソフトを利用してみて、新しい時代の始まりなのだと実感した。将棋で起きたことが各分野で出現する。AIの方が平井知事よりも間違いなく有能な時代がそこまで来ている。AIを拒否するなど出来ない事なのだ。どうやって人間は能力差別を越えられるか。AIの方が能力が高いのだ。

 島根県民はAIを利用して、政策を研究してもらった方が、利益があるのだ。愛情がないとか、魂がないとか、アーミッシュ知事では県民は困るのだ。何がAIには任せられないのか。何を任せるべきなのかを、議論すべきだろう。問題はAIという技術にあるのではなく、人間の対応にある。

 人間とAIの役割について、
①判断自体にAIの支援を受 ける場合、
②事務作業の支援を受ける場合、
③人間が関与 しない場合に分類できる。
 最終判断を下すプロセスとそこ に到るまでのプロセスに分割して考察することが重要 
 AI等を利用する場合であっても、人間が意思決定の最終 責任を負うことが必要であり、人材育成を通じて人間の判断 すべき領域を見極められるようにすることが重要 
 委託事業者やベンダーとコミュニケーションを十分に取り、 AIのアルゴリズム等の性格や傾向を把握し、住民や議会 への説明責任を確保できるようにすることが重要 
 利用状況を一元管理、モニタリングし、技術の進展や環境 の変化を踏まえ、利用ルールのアジャイルな見直しが必要 

 ごく常識的なとりまとめである。AIに諮問してもらえばどうだっただろうか。こんな回答をお金をかけて作る必要があるのだろうか。すでに日本中に出回っている意見だ。ここには悪意のあるAI利用に対する防御についての対策法はない。

 こんな表面的な答申は、たちまち陳腐なものになる。この答申を検討している間にも、AIは進化し続けている。現状の地方行政のAI対応策はこんなものでいいのだろう。AIでも大差ない回答が出るだろう。よく読めばなるほどという内容もあるかもしれないが。

 まず裁判にはAIを取り入れるべきと考えている。本来法律とは機械的であるべきものだろう。法律はルールなのだから、ルールの解釈で結論が変わるというのはおかしい。たまたま、愛情のある恩情裁判官だから、無罪になったというのでは困る。誰が捌いても同じ判決でなければならない。

 行政の事務では、申請書の審査なども、人間がかかわらなければわからない特殊な場合を除いて、AIでやってほしい。ともかく現状時間がかかりすぎる。コロナで担当が休んでいるので、1か月待たされた。AIはコロナにならない。来月の委員会で検討してというようなことは要らない。いらないどころか迷惑なことだ。

 なぜこうならないかと言えば、ここに政治が介在するからだろう。議員の紹介など、パー券購入が有効になるのだ。私はそう疑っている。又その実例を知っている。後回し、グルグル回し、結論を出さないで、諦めさす行政手法がある。熱海の土石流団地問題の許認可など怪しげなことが山積み。

 石垣島では、公共事業で畜産団地として開発された農振農用地の、農地転用が起きたのだ。ゴルフリゾートに特別許可が出たのだ。あり得ない農地転用である。一体何が起きたのだ。どういう利権構造なのだ。この裏側にあるものが怪しすぎる。こういう時にこそ、AIにお任せしたい。AIは裏金に左右されない。

 いまさら、ゴルフ場ではないだろう。テレビではもうゴルフは流れていないらしい。いまでもゴルフは政治家と社用族のたしなみなのだろうか。ちょっと時代から取り残されたものだと思う。これからのゴルフの展望などもAIに聞いた方がいい。そうではない、一度ゴルフ場にしてから、ホテルに転売するという噂。

 行政の業務は大半はAIの方が優れている。情状酌量の余地がないからだ。杓子定規でいいのだ。行政の窓口は、お前の家には子供が2人いるななどと。暴力団に脅されて許可してしまう事がある。熱海事件はそうらしい。AIは上手く使えば行政の武器になるのだ。

 ただ、AIは権力者から、権力を奪うのだ。市民が行政に従う機会が無くなるのだ。それが平井知事が怖れていることなのだろうか。未来のAIの方が愛情あふれる政策を描いてくれるに違いない。AIなら島根県の過疎対策も、有効なものを提案してくれるかもしれない。

 
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