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日中韓首脳会議の希望

2024-06-08 04:07:37 | Peace Cafe


  日中韓3カ国は26〜27日、ソウルでおよそ4年半ぶりの首脳会談が開かれた。今回参加した岸田文雄首相、中国の李強(リー・チャン)首相、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は全員が初参加となった。23年11月に外相会合を開き、下準備を進めて、今回やっと首脳会談が開催できた。

 日韓の対立が収まったことが大きい。尹錫悦大統領のおかげである。日本はユン大統領に対して、バックアップする必要がある。対中国に対しては、共通の利害がある両国だ。3か国で話し合う事で、中国の覇権主義の影響を緩和することが出来る。武力的対応よりよほど賢い対応である。

 外交は妥協点だ。自分に良ければ相手には都合が悪い。第3の道を模索して行かなければならないのが交渉のはずだ。その意味で、この3カ国の外交交渉の枠組みはとても有効である。特に北朝鮮問題を3カ国で解決する方向を模索するべきだ。

 このところ日本はアメリカ一辺倒になっている。それが日中関係を急速に悪化させることになっている。日本の右翼勢力は何故か、赤尾敏迄アメリカ一辺倒だった。何故、戦争に敗れた敵国アメリカを持ち上げるのか。日本の国粋主義には理念などないのか。これは今の右翼もまるで変わらない。

 日本の防衛族はアメリカから裏金を貰っているとしか思えない。パー券を買ってもらっているのかもしれない。それで公表できないのだろう。沖縄を売り渡せ、防人の島にしろと、言われているのだ。だから住民投票すら、石垣島ではさせて貰えない。アメリカに沖縄を売り渡している右翼ども。

 アメリカの認識は、日本を特に沖縄を、対中国の前線基地のつもりなのだ。アメリカにとって都合よい利用の仕方だけを模索している。沖縄はアジアのウクライナにされかねないのだ。幾ら裏金を貰ったからと言って、日本を売り渡していいはずがない。日本がアメリカの手下になったから、中国とは仲が悪くなったのだ。

 3カ国首脳会談の開催はは韓国の努力があって、実現できたのだと思う。ユン・ソンニョル大統領はなかなか有能な大統領である。有能であるからこそ、野党からの反日攻撃を受け続けている。それが、韓国総選挙での与党の敗北に繋がっている。日本が何をすべきかを考えねばならない。

 韓国はもう日本などそれ程気にかける必要のない立派な国である。にもかかわらず、反日を主張すると、人気が上がる。これは歴史的な問題なのだろうが、韓国が道を誤る原因にもなっている。韓国も日本と同様の国内問題を抱えて、未来に対する不安が広がっている。

 日本に視線をずらしていることは、韓国にとって良い選択ではないはずだ。韓国は北朝鮮問題が常にある。あのごみ風船攻撃は何とも不衛生だ。不愉快極まりない。こんなことな異常なことを続ける国が隣にある。日本から誘拐までやった国だ。3か国で何とかしなければならない。この北朝鮮の異常さを中国に理解させることだ。

 何故、野党代表が今更反日を掲げて、竹島に上陸しなければならないのかが分らない。まあ、石垣市長の中山氏も尖閣諸島に上陸しようと画策している。そういう蛮行を支持する人がいることが、結局のところ民度の問題なのだろう。中山知事を選んだ一市民として恥ずかしい。

 批判して産まれると繰り返し報道する。明日にも台湾進攻があると報道する。全部ウソだ。

 去年台湾侵攻があると叫んでいた、オオカミ議員は議員辞職しろ。日本人を不安に陥れた責任がある。いくらアメリカからパー券を買ってもらっているのか領収書を出せ。こういう右翼議員が日本をだめにしているのだ。日本のトランプ議員と呼ぶことにしよう。

 日中韓の3カ国会議は、日本の未来にとって極めて重要なことになる。現状ではこの3カ国の関係は良いとは言えない。しかし、この3カ国が仲良くならない限り、東アジアに平和は来ない。日本はどこまでも中国韓国に譲って行くことが必要である。何をどう譲ることが出来るかを検討すべきだ。

 つまらない目先の事象に目を奪われないで、未来の日本の姿を想起して、譲れる限り譲ることが必要だ。何度でも謝罪すれば良いのだ。攻めるよりも反発するよりも、その方が未来に繋がっている。日本は侵略戦争をしてしまったのだ。謝罪は済んだと言うことはないと考えた方が良い。

 先ず譲るのは尖閣諸島問題であろう。尖閣諸島は両者が軍事基地化できない。3カ国の中立地帯にすればいいだろう。当面、国連管理にしてもいい。小さな島のために日本の未来を誤ってはならない。中国は商人文化の国である。商売になると思えば、乗ってくる。

 中国国民は全体に見れば反日ではない。反日教育を続けてきたが、韓国ほど反日感情はない。それだけ大国なのだと思う。私が中国に自然養鶏のことで行った頃は、技術は技術として大いに評価してくれた。日本からの農村への技術交流もまだまだ有効だと思う。中国の農村はまだ立ち後れている。

 経済は対立するより、取引をした方が互いに恩恵がある。アメリカに従って、経済対立を深めるよりも経済関係を深める方が互いに有利である。まず、TPPに中国が入るというところからではないだろうか。2021年に申請して、進んでいない。これを日本が推進したらいいだろう。

 TPPからはアメリカから抜けたのだから、アメリカの文句はないはずだ。アメリカの方がよほど一国主義である。抜けた理由は、2国間交渉の方が、強国アメリカに有利になるというトランプの考えからだ。TPPの枠の中で中国と経済交流をするのは、覇権主義には繋がらない。中国から入りたいというのは、とてもいいことだ。
 
 大きい国だから、経済力が強い国だからという理由で、弱小国をないがしろにしていいはずがない。経済は平等であればいい。互いの交流が両者の利益を生むはずだ。経済関係から中国との関係を模索すべきだ。中国政府の日本企業に対する一方的な圧力は避けなければならない。

 韓国経済は中国進出で、かなり右往左往させられた。平等な国際的な価値基準に基づいて、交流することが重要だと思う。日本国内でも中国に差別的な土地取引に関する法律を作ろうという動きがあるが、こういうことは避けなければならない。

 棘としての台湾問題がある。台湾問題も本当は3か国で、武力解決をしないという、了解を模索すべきだ。その代わり平和的な統一を目指す流れを作る。台湾は中国のお手本になる国だ。中国は台湾から自注と民主主義の大切さを、学ぶところは大きいはずだ。香港での失敗を繰り返してはならないのは、中国も同じだろう。

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