あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路宿の夕食(5)

2007-05-07 22:15:22 | 四国遍路あれこれ
 四国遍路後半10日目の2月27日(火)、四国中央市(伊予
三島)を出発し、65番三角寺に参拝、別格14番椿堂を経て、
県境の境目峠を越えて徳島県三好市(旧池田町)に下り、吉野
川に面した白地(はくち)温泉小西旅館に泊まりました。

 無色無臭の温泉で汗を流した後、部屋へ運んで下さった夕食
をおいしくいただきました。


 翌2月28日は、ロープウェイもある別格霊場15番箸蔵寺に
上がって参拝し、前日の道を県境の境目峠に近くまで戻り、歩
き遍路に人気の民宿岡田にお世話になりました。

 夕食の席では、民宿の主・岡田さんのあたたかいもてなしが
魅力、宿泊者同士の会話も弾みました。

 12日目の3月1日(木)は好天に恵まれ、四国霊場最高峰、
標高910mにある66番雲辺寺(うんぺんじ)への上り道も、
快調に進むことが出来ました。

 ロープウェイ山麓駅横に下り、別格16番萩原寺、67番大興
寺を経て観音寺市街に入り、同じ境内の68番神恵院(じんね
いん)、69番観音寺に参拝、近くの若松屋別館に泊まりました。

 前日の民宿岡田もこの宿も、大変気に入り2度目です。

 3月2日(金)は、70番本山寺(もとやまじ)から、500数十段
の石段を上がる71番弥谷寺(いやだにじ)、73番出釈迦寺の
奥の院、標高350mにある捨身ヶ嶽禅定(しゃしんがたけぜん
じょう)などに参拝、弘法大師生誕の地、75番善通寺の宿坊泊
まりです。

 前回同様2泊して、近くの金刀比羅宮と、弘法大師が造ったと
いう満濃池を訪ねました。2日目の夕食メニューも1日目と同様
でした。

 第15日、3月4日(日)は、76番金倉寺(こんぞうじ)から80
番国分寺まで回り、JR予讃線で高松市内に入り、東横イン
高松中新町泊。

 ここも連泊して、翌3月5日は、81番白峰寺から83番一宮寺
まで、高松市内の霊場巡りです。

 東横インでは両日、19時からの夕食サービスでカレーライスを
いただき、不足分を近くのコンビニで買ってきて食べました。

 17日目の3月6日(火)、屋島の上にある84番屋島寺から、86
番志度寺まで参拝、結願前夜は、志度寺に近い、いしや旅館に
2度目の宿をとりました。

 旅館の建物は、国重文に指定された古いが趣ある建物です。

 第18日の3月7日(水)は、87番長尾寺から前山ダム南面の
「おへんろ交流サロン」に寄り、ちょっと険しい女体山を越えて、
88番大窪寺に無事結願することができました。
 
 近くの民宿八十窪の夕食では、結願を祝って下さり、心づくし
の赤飯(ふつうの赤飯とちょっと色が違う)が盛られていました。

 おかみさんのもてなしと清潔さが気に入り、ここも2度目の宿
です。

 19日目の3月8日(木)、1番霊山寺を目指し、香川・徳島県
境の大坂峠を越え、最後の宿はJR板野駅そばのばんどう旅館
です。

 同宿は、私と同じ埼玉県所沢市内のMさん。この日1番を出発
したところだったので、この先おすすめの遍路宿の情報などを、
お話しました。

 第20日、3月9日(金)は、近くの3番金泉寺(こんせんじ)から
1番霊山寺(りょうぜんじ)へと逆打ちして、無事四国遍路の輪を
結ぶことが出来ました。

 毎日の宿は、歩き疲れた体を回復させてくれるお風呂と夕食が
何よりの楽しみです。そして、同宿のお遍路の方々との交流の場
でもあり、宿のおかみさんや親父さんの暖かいもてなしをいただき、
大変お世話になったところばかりでした。改めて感謝申し上げます。
コメント
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