乙女座は、病気、病院の星座だが、労働、職場の星座でもあり、学校や農業の星座でもある。
次の天秤座が、結婚や対人関係、美の星座でノンキそうな雰囲気なのに、どうも辛そうだ。
また、前の獅子座も、恋愛や子供、娯楽、投資など、楽しそうだ。
前後は男性星座で、精神面が強調されるが、女性星座の乙女座は現実的で、肉体に関係する。
農業の流れでみると、獅子座が実る前の期待で「投機や子供」なのに対し、乙女座は収穫期で「調整や仕上げ」、その次の天秤座は、収穫の祝いで「祭と宴会」の段取りになる。
だから、乙女座は何ごとも、楽しむより、現実処理の義務としてとらえる。乙女座の芸能人は少なくないが、いずれの芸風も「一生懸命」やっている雰囲気がある。人を楽しませるための「仕事」なのだ。
多すぎて並べられないが、氷川きよし、長渕剛、矢沢永吉など、いかにも乙女座だ。
ちなみに、長渕、氷川と同じ九州出身の、福山雅治は水瓶座で「人好き」の芸風であり、比べると双方の違いがよく解ると思う。
乙女座が身体に関心を持つのは、12星座前半「自分自身」サイドの、最後の星座であり、それまでの5星座は、自分を疑うことがないが、そろそろ自分を客観視する感覚が働き、その意識が自分の肉体に向かう。そのことは同時に、自分に対する強い関心となり、プライドになる。
乙女座の客観視は、哲学的関心ではなく、自分の身体はどうかと、物理的な自分に関心を持つ。しかも、極めて現実的なため、細部にこだわり、全体を見失う傾向がある。(臓器や病気を見て人を見ない)
一方、真反対に位置する魚座は、社会的関係の中で、自分とは何かを考えるから、精神や心理に注目する。
乙女座の表す、医療、学校、職場は、「管理調整」機能の場だ。
医療は身体の管理であり、学校は社会人を育てる調整であり、職場はビジネスを行う身体であり、国で言えば役所や官僚だ。学校が何かと言えば規則を作りたがるのも管理の場だからだろう
サラリーマンが一杯飲みながら、互いに病気自慢をするのは、この乙女座マインドが働いている。職場意識と健康管理は、個々の内部管理という点で連動しやすい意識だ。
サラリーマンでなくとも、乙女座の人の話題は病気になりやすく、他の星座の人が聞いていると、何がそんなに面白いんだろうと思うほど、病気の話に没頭し、まめに検査するので、実際、病気も多い。
また、自分が属する集団の内部機構に関心を持つので、噂話や被害妄想になりやすく、内部競争や足の引っ張り合いに終始する。
詳細を扱わせれば優秀な乙女座だが、目的を忘れやすいのが難点だ。
乙女座の東京に首都がある日本は、官僚が支配し、政治は足を引っ張り合い、経済は夢のないサラリーマンの城になっている。
日本の大企業の大方は、東京以外から始まっているが、東京に移ったことで夢が死んでしまった。
日本の再生も、企業の再生も、先ずは東京から離れることからではなかろうか。
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