魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

以和為貴

2012年08月19日 | 新鎖国論

天王星→水瓶座の時は 北海道とロシアに苦難があった。
天王星→魚座の時には 宗教テロ戦争でイスラム圏が苦難。
天王星→牡羊座に来て ヨーロッパに苦難が起こっている。

苦難は改革への通り道だ
北海道もロシアも、その後、むしろ発展に向かっている。イスラム圏はまだ苦境を脱したばかりだが、イスラム革命など大きな変化が始まり、ミャンマーを始め東南アジアも、変化が始まっている。
一方、EUはまさに苦難の最中、まだ、10年は苦しむだろう。

牡羊座のヨーロッパの場合、ただ天王星が来ただけではなく、土星が牡羊座と180゜の天秤座にいたから、他動的要因であるマネー=土星から、実態以上に「風評被害」で苦しめられている。

天秤座の日本は、この逆の立場で、土星の直撃に苦しめられてきたが、土星が去ればとりあえず陽が差してくる。天王星は天秤座を直撃ではないから、他国の事情に苦しめられ、評判は上がったり下がったり、勝手に言ってくれと言いたくなる。(天王星は注目=人気を表す)

双子座のアメリカは、天王星の60゜と土星の120゜で、リーマンからの脱出チャンスとなっている。そこへ木星も来たから、世界の混乱を尻目に、反転攻勢に打って出る。

日本は、84年前のように、手近な東アジアをゴールドラッシュの猟場だと思っているが、84年前とその後を振り返って、反省してみる必要があるだろう。これからの100年に向けて、どう進むのか、ここが正念場だ。

日本から生まれる世界企業の意味
日本は大借金を抱えながらも、世界最大の債権国になっている。
本国日本は、こぢんまりと小さく、牧歌的で文化的な島国に変身し、
大企業はすべて、研究開発を本国に残し、世界で仕事をすればいい。
コアな基礎研究や開発は日本で、商品開発とビジネスは海外で、現地の産業としてやればいい。

日本にその才能があるなら、金融国になれば良いのだが、これは無理な気がする。
むしろ日本は、文化やサービス産業を通して、人道や平和主義を広めていくことを、ビジネスモデルにしてはどうだろう。

こんなことを言えば、中韓からは「そんなバカな、日本のような非道国家に、そんなことができるわけがない」と罵られそうだが、日本に住み、実際の日本を知った中国の人は、日本こそが古代中国哲学を実践していると、口を揃える。
実際、今の中国は、相手を非難するために人道を口にする。「人道に反する」と。

日本の平和主義や和の精神は、聖徳太子の時代に生まれたものではない。当時は、来たばかりの渡来文化で、殺伐としていた。だから「以和為貴」と、わざわざ言わなければならなかった。(和をもって貴しとなす)
「思いやりと優しさ、隠蔽と事なかれ」の、表裏一体の文化が生まれたのは、平安や江戸で繰り返した、鎖国と停滞だ。
明治以後の日本は、また、殺伐としたが、それでも他の国と比べれば、根底には、やはり、和の精神が残っている。

企業の社会的責任と言うと、経済効果が思い浮かべられるが、世界への「生き方やモラルの提案」と言うことも、結果的に、あっても良さそうな気がする。


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